時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那

社会人歴=妻歴=ママ歴のわたしが、育児、夫婦、お金のことを書いてます。小さな発見を大切にをモットーにしたブログです。

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帝王切開後に普通分娩を希望!出産リスクとメリットを考える

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2010年12月、我が家に待望の1子が産まれました。
陣痛を今か今かと待ちわびて予定日を過ぎた5日目

42.195キロのマラソンを終えてへとへとの旦那が寝付いた夜中
突然お腹に痛みが!

今まで前駆陣痛すら疎くて気が付かなかったわたしが、直感で陣痛がきたことが分かりました。

順調に生まれると思っていた長女
初産だからと長丁場が予想される陣痛の途中みるみる心拍が弱まっていったのです。

さっきまでモニターを通して聞こえていた赤ちゃんの鼓動が

....聞こえない。

叫ぶように大声で指示する助産師に、どんどん集まる医者たち
なにがなんだかわからず目をまるくして遠ざけられてく旦那
そんな光景を恐怖に感じながらもベッドに横たわるしかないわたし

お腹の中ですくすく育っていた長女は
陣痛の末、緊急帝王切開でこの世に生まれてきたのです。

帝王切開の周囲の認識

アンケートによると約1割が「帝王切開はお産ではないと思う」と答えたそうです。その中で、20代の女性の「お腹を痛めて産むからこそ出産だと思う」という意見がありました。帝王切開もお腹すっごく痛めます。麻酔効いてるから痛くないのは、ほんの少しの間だけです。もちろん術後も痛み止めの注射をしたり座薬を入れたりしましたが、私の場合「ものすご〜く痛い!!」が、「すっごく痛い!」になっただけでした(涙)

帝王切開はお産じゃないなんて言わないで。どんなお産でも、お産はみんな立派です。 - かおりんごの育児、時々ねこ

愛読しているかおリンゴさんの記事の中にもありました。
痛くないと思われがちな帝王切開ですが、ほんとはその過程、術後の痛みは壮絶です。

それでも、
世間では帝王切開は出産じゃないと思っている人がいまも一割いるんだそうです。

わたしの周りにもなんとなくその空気があったのも否めません。
友人や直結の家族はわたしの体調、我が子の誕生を心から喜び、
わたしの身体を労わってくれました。

しかし、離れた親戚や知り合いレベルの人の中には、わたしの出産エピソードも知らないまま安易な声かけをする人もいました。

・本陣痛を体験する前で良かったね!
・早く出して楽になって正解だよ
・普通分娩って母子ともに苦しいから生まれたときはすごい達成感だったの

直接ひどい言葉を言われたわけではない。それでもどこか帝王切開での出産を軽視されたような気分になったのです。

かくゆう私も
どこかで普通分娩が羨ましいと思っていたのかもしれません。

本陣痛って大変なのかな?
生まれた瞬間の感情って普通分娩と帝王切開ではそんなに違うのだろうか。

次女の妊娠が分かったとき
今度こそは下から産もう、
普通分娩といわれる経膣分娩を決意したのです。

帝王切開後の普通分娩
出産リスクとメリット

帝王切開で出産を経験した経産婦にとって、次回の妊娠を普通分娩することは
初産と同じ扱いになります。

若いうちは体力もあるし、子宮が開きやすい。
第2子を産むときの年齢と体調は十分に管理する必要があります。

出産リスクは子宮破裂

一度メスをいれた傷口はかたくなり、本来人間の持つ筋肉のしなやかさ、肉体の柔らかさがありません。

臨月時大きくなるお腹に耐えられるか、陣痛の時に傷が裂けないよう十分な配慮が必要なのです。

傷口の経過が良好でも次の妊娠は子宮破裂のリスクから大体2年あけるのが好ましいといわれています。

体力が回復し、皮膚の再生機能が戻るまで時間を置くのが大切、
条件が整えば帝王切開後の普通分娩での出産は十分に可能です。

普通分娩のメリット

・子どもの人数が制限されない
・産後の回復が早い

帝王切開を繰り返すと皮膚の回復能力も弱まっていくため子どもは3人までがいいといわれています。
(中には子ども5人産んだ人もいるという話も聞いたことはある)

普通分娩は母子の身体が健康であれば子どもの人数が医療面で制限されることがありません。

産後の経過が良好であれば翌日からは歩行も可能です。

帝王切開、術後の寝たきり生活は正直壮絶でした。
mikumama.hatenablog.com

帝王切開後の経膣分娩(普通分娩)はリスクも伴うけれど、その分メリットも大きい。

医療も日々進歩し、母体ともに安全に出産する例はもう少なくありません。


次女の出産エピソード
緊急帝王切開

いろいろ調べてリスクと普通分娩の成功率もわかったうえで
経膣分娩に挑んだ次女の出産時

痛くて苦しくて陣痛が始まって半日が過ぎようとするころ
それでも子宮が1cmほどしか開かないわたしにお医者さんがいいました。

「お母さん、頑張ったね。赤ちゃんも頑張ったよ。帝王切開して早く褒めてあげよう。」

狭い産道を開こうと全身で力を振り絞っていた次女の体力は明らかに消耗していました。

「切ってください。お願いします。」


手術台にあがる瞬間、背中に麻酔を刺すときのゾクッとする冷たい感覚
全部が怖かったし、術中は麻酔のせいか吐き気が止まりませんでした。

でも、大きな声で産声をあげて出てきた次女をみると
良かった、無事生まれてくれて良かった。
ただその気持ちだけになったのです。

普通分娩でうまれてくることの達成感はわかりませんが、
我が子が無事に生まれてくる、これ以上の幸福感は何にも変えられないと感じています。

帝王切開のメリットは
母体の負担こそは大きいけれど
赤ちゃんを安全に取り出すことができる立派な出産

いろんな人の偏見はあるとしても
わたしは帝王切開でも母として胸を張って過ごしています。

3人目長男の出産時は迷わず予定帝王切開
ちゃちゃっと産んでくるねー!堂々と胸を張って控室に入るわたし
結局手術台にあがると恐怖で号泣するという事態が発生しました。

強くなったつもりでも
帝王切開前の不安と恐怖には一生慣れることはないでしょう。


まとめ

帝王切開手術での出産後、二人目はどうする??

・2年あけること
・しっかり休んで無理をしないこと
・体力をつけること

普通分娩を希望するなら

・お医者さんに相談すること
・妊娠後期は無理をしないこと
・こころに柔軟性を持つこと

無理をせず、ときには赤ちゃんのためを思い判断を変える勇気も大切です。

口達者な長女も
破天荒な次女も
昼夜逆転おっぱい星人の長男も

帝王切開で産んだという共通点はあるけれど、
それそれ違う出産エピソードがあり、
それぞれ違う個性でいまも私を楽しませてくれます。

我が子が元気に育つ姿を前に

あぁ私はそんな小さなことにこだわっていたのね。

これからの人生の方が長いと気づき、新たに気が引き締まる思いがしました。