「おかあさ~ん。気を遣わなくて結構です」
そういって私が差し出したお菓子は返されてしまいました。
先生の顔、声色はいつもと変わらず優しい笑顔ですが、困っているのは明白でした。
あれ?わたしのしたことって良くなかった?
ほんの感謝の気持ちのつもりだったのになぁ
今日はそんな保育園への差し入れについて記事にしてみます。
日ごろお世話になってる先生に差し入れをしたい!
別になんの日でもないけどわたしは突然思いつきました。・いつも延長保育最終時間ギリギリでお迎え
・息子は生後半年からお世話になってる
・次年度からは次女も加わる園
いつも感謝してるし、これからもお世話になる保育園の先生に何か差し入れをしてあげたい。
百貨店で働くわたし、
ちょうどバレンタインが終わったシーズンでもあり、売れ残ったチョコの社員販売会が行われていました。
大箱に入ってるクッキーが70%オフで350円
小分け袋だし、大人数にも対応可!安く手に入ってラッキー!
わたしは軽い気持ちでそのお菓子を息子の通う園に持っていったのです。
保育園の差し入れは迷惑??
前出したように、先生方の反応はわたしの想像の真逆をいっていました。困ってる。
申し訳なさそう。
迷惑そう。
350円で購入したわたしのお菓子は一応、デパートでしか買えない有名ブランドのロゴが入っています。
大袈裟すぎたせいかな?
何がいけなかったのかな?
むしろ好意なのだから喜ばれると思ったのに・・・。
わたしは最初なにがなんだかわかりませんでした。
不思議な気持ちのまま家に帰り「保育園 差し入れ」でネットで調べてみます。
するとこんな言葉が目につきます。
他のお子さんより優遇してくださいという意図はなくてもそういう風にとってしまいます。
物を買って贈られたりとかは、結構こまるんですね。
競争になっちゃうので。。。
どのような子でも、お預かりして保育するのが、保育士の仕事です。
お礼の気持ちも込めて、とかでもそれが仕事である以上、気持ちだけで十分です。
ネットに書かれた保育士さんらしき方々の意見をみてみると思ったより保育園の差し入れの闇は深そうです。
なんだか恥ずかしいな。むしろあんなに困らせてしまって逆に申し訳ないな。
わたしはすっかり落ち込んでしまいました。
「我が子を優遇して」なんて微塵も思っていないのに、今後送迎のたびそんな風に思われたらイヤだなとも思いました。
良かれとおもった差し入れでしたが、このたびわたしは大失敗したのです。
先生への感謝の伝え方
・日ごろお世話になってるお礼・感謝の気持ち
・これからもよろしくお願いします、という気持ち
先生への感謝の気持ちはどう伝えていけばいいのでしょう?
保育士の先生の意見をネットで募るとこのような回答が目立ちました。
毎月末に、お便り帳で
「今月は、こんな事ができるようになった
先生の指導のおかげです
ありがとうございます
来月もよろしくお願いします」
というような、言葉を頂くと、私は飛び上がるくらい嬉しかったです。
笑顔とあいさつで十分。言葉や行事などで助けてくださるのが、ベストです。
物をもらうよりも、ありがとうのひとことや、毎日の連絡帳でおうちでのお子さんの様子を知らせていただけるというのがとてもうれしいのです。
正直、連絡帳を書いてくださらないと家の様子もわかりませんし、こちらも書こうという気になりません。
面倒でも、毎日些細なことでも書いてもらえると、それを読むのが毎日楽しみなんですよ。
感謝に物やお菓子は必要ない!
感謝の伝え方をもっとダイレクトに!
物やお菓子に思いを込めるより、発信こそもっと単純でいいのだと気が付かされました。
とりあえずわたしは毎日のお便り帳に
「いつもありがとうございます。今日は~」と感謝の言葉を追記して丁寧に書くことから始めようと思います。
受け取る園もある
我が子は別々の園に通っています。長男の通う園ではあえなく断られてしまいましたが、次女の通う園では先生方は歓喜しほんとうに嬉しそうに受け取ってくれました。
園の方針によっても差し入れのとらえ方は全然違います。
お歳暮やお中元、また卒園等の行事など
シーンや季節によっても受け入れ体制、印象が変わるのかもしれません。
この園は大丈夫なのだろうか
差し入れしないほうがいいのかな?
逆に差し入れしたほうがいいのかな?
と特色さまざまな園の方針を前に、考えあぐねてしまうでしょう。
日々感謝の気持ちを伝えよう
結局はシンプルダイレクトがなによりも肝心なのです。
おわりに
先生「あ!〇〇くんのママおはようございます~~!!」昨日、差し入れを断られ気持ちビクビクしてるわたしに、先生はいつもと変わらず優しい笑顔であいさつをしてくださいました。
何も変わらない今日にすごく安心しました。
いつもありがとうございます。
きょうもよろしくお願いします。
見送ってくれる息子と先生の姿に感謝して、わたしの今日の一日が始まります。