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小学生の宿題に音読カード?音読の意味と効果、上手になるコツ教えます。

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わたしの時代にこんなのあったかな??

小学一年生の娘は毎日
音読の宿題が出されます。

国語の教科書にあるお話を音読してお家の人のサインをもらう音読カード

10回目にはお家の人と先生による音読テストがあり、すべての項目をクリアすると大きな金ピカのシールがもらえます。

始めの頃は、なんのためか分からず
共働きで忙しい我が家はこれに時間を取られることが億劫で仕方ありませんでした。


しかし、入学から半年以上音読の宿題を続けることでさまざまな効果を得られるようになったのです。

小学生に音読の宿題?
これってなんの意味があるの?
具体的な効果はなに?

今日はその全貌を記事にして紹介します。


もはや基本!小学生には音読の宿題がある!

ベネッセやドラゼミ、公文など
有名どころの教育教材をチェックしてみるとすべての教材に音読の項目が必須とあります。

小・中学校の教員とも、02年調査に比べて、宿題を出す頻度が高くなり、また1日(1回)あたりの宿題の量は増えている。とくに小学高学年の増加幅が大きい。宿題の内容をみると、02年調査に比べて、小学校では「音読」、中学校では「定期試験対策になる内容」が大幅に増加している。

小学生の学習指導要領では、教科書に添った音読を宿題として実施している学校が全体の65%以上となり、約半数以上の小学校が音読を必須としていることがわかります。

これほどまでに普及が広がる音読には一体どういう効果があるのでしょうか?

音読の意味は?我が家が得られた効果とは

【辞書】音読⇒声に出して読むこと

教科書をただ声に出して読むことで一体どういう意味、効果が得られるんだろう。
ずっと気になってきたことがようやくわかってきました。

小学一年生、半期に渡り音読の宿題をこなしてきた娘に変化が出始めます。

自己表現が上手になった

・こういう気持ちになって悲しい
・胸がわくわくドキドキしたの
・〇〇がこうしたから、わたしはこう感じたの

「今日学校でどんなことしたの?」
と聞くと思いもよらない発想や子供なりの表現がぽんぽん口から飛び出します。

擬音語や、感じた感情までのいきさつ
その情景が聞き返さずとも私の脳にイメージしやすくなりました。

音読は、お話を読むことでストーリーの読解力を高めます。
自分なりの解釈ができるようになると、今度は自己表現の手段としてその多様性を広げ始めます。

インプットしてからのアウトプット

すでに音としてアウトプットしている音読ですが、繰り返し口に出して読むことで、自分なりの解釈、情報をインプットし別の場所で表現するのが上手になっていきます。

コミュニケーション能力が上がる!
されど音読にもこういった効果があるのが最大のメリットです。


暗記力がよくなった

繰り返し読んでることで、当然ながら教科書を暗記していきます。
音読カードの10回目に差し掛かるころには、もう本の活字を追わなくてもスラスラ読めていることがほとんど。

もう、音読の意味ないじゃん
ちゃんと本をみて読みなさい

って突っ込むところでしたが、わたしはそれを辞めました。

・暗記力がよくなった

のほかに

・スラスラ読める自分に自信がついた
・もっと、もっとと学習に対する意欲が高まった

のが一番の要因です。

始めのうちは、教科書をゆっくり読んでもつっかえてしまったり、間違って読んだりの繰り返し。
何度か読んでいるうちに、もう全部を覚えてしまってスラスラ読める自分に気が付きます。

上達が実感できる

親だけでなく子供自身も学習効果を実感しやすい。

宿題よりも遊びたいし、
面倒なことより楽したいのが人間の摂理

それでもすぐに自信に繋がる音読だけは、娘の一番大好きな宿題に変わっていきました。


家族のコミュニケーションになる

学習プリントは娘が学童でやってきたものに花丸をつけるだけ
がんばりノートは、先生チェックするからとりあえずサインを書くだけ


忙しい我が家は、毎日時間に追われて、長女の学習を見るという習慣があまりありませんでした。

音読カードが宿題としてあるせいで、
毎日娘の教科書を読むのに付き合うのが億劫で仕方ありませんでした。

でもどうでしょう?
毎日音読カードにサインする中でわたしの中に変化が見られます。

・我が子の苦手分野、学習レベルがわかる
・私も関心を向け、対策を練るようになる
・娘はより張り切って学習に挑むようになる

今まで何も教育、学習に携わらなかったわたしは娘の本読みに驚愕します。
長女は、「は」と「わ」の違いにいちいちつっかえたり、日や木の漢字が読めなかったり。

こんなのも読めないの!?
大人になったわたしは、人生片手のほどの年数の娘に不躾ながそう思ったのも事実です。

あぁ、一見大人にとってみたら簡単な音読も、子供にとってみたら難解だったりするよね。
長女の苦戦ポイントや苦手な項目がわかり、わたしのフォローすべきポイントも明確になりました。

「忙しい」を理由にかまけてた、自分自身を見直すきっかけにもなりました。

わたし「ここで一呼吸置くといいよ。そしたら読みやすいでしょ?」

わたしが長女に関心を寄せるごとに、娘はうれしそうに元気にハキハキと音読するようになるのです。

声に出すと元気になる

一緒に読んでみたり、
お立ち台を作って家族の前で発表してみたり、

文を声に出して読むと、なんとなく元気が湧いてくる。

引っ込み思案だった長女は、少しずつ明るくなっていったし、
夫もわたしも娘の教科書を丸暗記してしまった日には、家族で童話大会という名の賑やかな祭典も催されるようになりました。


音読のおかげで
我が家の夕方、宿題タイムはいつもハツラツとした雰囲気が流れ始めます。


音読が上手になるコツ

つっかえる長女にやきもき
読み終えたときにあぁやっとかという感じ
「なんのお話だったけ?あぁここね。」

・上手に読めたね
・最後までスラスラ読めたね
・完璧だね

適当に曖昧に、この言葉を使うのは止めました。
それは、長女にもわたしにもプレッシャーになるのです。


・上手に聞けた?
・最後までちゃんと聞けた?
・完璧な親だね。

そう聞かれたときに、「はい」といえる親でもないから。

だからこそ、
代わりにわたしが実践してきた声かけがあります。

・心がこもっているね
・ゆっくり丁寧に読めたね
・ママもこのお話好きになっちゃった


結果ではなくプロセスを褒める

つっかえても
途中で止まってしまっても
これまでの良さを認めよう

過程を褒めることで結果にたどり着くまでの、意志は強くなります。

結果主義になりがちな大人社会だからこそ、子供のうちでプロセスを踏むことの大切さを知ってほしい。

家事や育児で中断中断
今を大切にしたいのに、結局うまくこなせない
だけどそれでも認めてくれるコミュニティがここにある


私自身、娘と向き合うことで広がる世界がありました。

プロセスを褒めよう!

ここから広がる子どもの可能性は無限大です。

おわりに

いつも口を酸っぱく言ってようやく取り掛かるプリントや
四六時中側にいて、やっと仕上がるがんばりノート

学童でそれらを終えた長女が
夜が更けた時間にも音読カードを引っ張り出しては、聞いてと言わんばかりに大きな声で朗読し始めました。

自主性を育もう。
学習意欲をかきたてよう。
プロセスを褒めよう。

億劫に感じていた音読カードの宿題が、娘にも家族にも功を奏した瞬間でした。