「今日は〇〇(長女)と一緒に学校行かない!」
一足先に出ていった娘を追いかけようとした玄関先のドアで、娘のお友達の声が聞こえてきました。
わたしはどうしたらいいか分からず、
その場で耳をひそめます。
前日の学校で何かあったのかしら?
娘が気に障ることでもしたのだろうか?
どうしてこの子はそう言うのだろうか?
数々の疑問を前に
今、親であるわたしが子供同士のコミュニティに立ち入るのはフェアじゃない気がして一旦様子をみることにしました。
結局置いてけぼりをくらった娘はトボトボとわたしと一緒に歩きだします。
小学一年生のお友達トラブルはよくあること
・慣れない学校生活のストレス・授業や休み時間でさえも自由度の低いクラス編成
・昔からのお友達と新規参入のお友達とで本人も一生懸命
今まで、幼稚園に通ってた子も進学を機にいろんな変化を目の当たりにします。
時間きっかりに進められる授業や、休み時間
のんびりすくすく活動できた幼稚園時代に比べると、お勉強要素が高まりなんとなく窮屈さを感じるのが小学一年生です。
重いランドセルや、毎日入れ替わる教科書やノートを前に明日の学校が億劫に感じることもあるでしょう。
幼稚園のとき仲良しだったあの子も、お家の近いあの子も
一年生になってクラスが離れてしまいました。
ゆとり教育を脱却すべく今の休憩時間は非常にタイト。
次の授業の準備やトイレに行ってしまえばあっという間に休み時間が終わります。
新しいお友達は同じクラスで作ってしまうのが一番良い。
不器用な小学一年生だからこそ、
「お友達になろう?」
「いいよ」なんていう律儀な誓いを交わしてとりあえず形だけのお友達を作ってきてしまうこともしばしば。
本当は気の合った友達がいずれ見つかるはずだけど、
新しく環境も状況も変わってしまった小学一年生のココロはその穴を埋めようとするのに必死です、
みんながみんな一生懸命
自分に精一杯だからこそ、意図せずお友達を傷つけてしまったり、何気ないことで傷つきやすくなってしまうのです。
小学1年生ならではのプレッシャーに押しつぶされそう!
子供心でも、小さな葛藤が起こっています。
こういった環境だからこそ小学1年生のお友達トラブルは何も珍しいことではありません。
女児のお友達トラブル?!まずは静観。様子をみて
これっていじめ?それともただの喧嘩?頭ごなしに注意したり、過剰に反応するとかえって子供が敏感になってしまいます。
まずは急がず焦らず2~3日様子をみましょう。
放課後になるころには普通に一緒に遊んでいたり、
いじめられてる?!なんて思ってたら逆に我が子のほうが横柄な態度をとってる場合だってあるのです。
子供は切り替えの名人です
ある日きつく叱ってしまった日、
しばらくすると、ケロっと笑って抱きしめ返してくれる我が子に感謝したことはありませんか?
子供はどんな場合においても、
いい意味で切り替えることができる名人です。
忘れることも多ければ、実は親が思っているほど子はなんとも思っていなかったり。
なんとなく自分の中でかみ砕いて解決していることだってあるのです。
素直だからこそ、嫌なことがあった次の日には相手を許すことができます。
子供の柔軟性を信じよう
見守ろう
見習おう
「〇〇(長女)とは一緒に行かない!」
仲の良かったお友達に突き放されて落ち込んだあの日。
2日後の今朝、娘は楽しそうにその子と手をつないで登校していく姿がありました。
(お前、こないだのあの態度は何だったんだ!)
モヤモヤやきもきした私の気持ちを置いて、
ニコニコと笑顔で手を振る娘は一周り誰かを思いやれるココロを育んだと信じています。
これっていじめ?喧嘩の見極め方
・2~3日様子をみる・急に泣いたり喚いたり我が子の情緒が不安定
・明らかに元気がない
切り替え上手な子どもだからこそ、
いつもとは違う状態が続いてるときは要注意。
悲しいこと、辛いことが継続的に起こっているサインかもしれません。
そんな時は、
兄弟/姉妹がいてもパパに協力してもらって我が子との二人だけの時間を作るのがおすすめです。
「どうしたの?」と聞かずとも、
親子二人だけで流れる時間はかけがえなく、子供自身においてもいてもたってもいられないものです。
まだ保育園生だった長女が登園拒否に陥ったとき
連れ出した夕方のミスドで、娘は小さく泣きながらポツリポツリと秘密を話してくれたことがありました。
それは子ども同士の喧嘩ではなく、ただのいじめであったことを思い知るきっかけにもなったのです。
いじめっこの心理~親の対応って?子どものサインを見逃すな! - 時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那
おわりに
長女がお友達に突き放されるのを目の当たりにしてわたしの気持ちはとてもじゃないけど穏やかではありませんでした。
正直なはなし
その子に今すぐ駆け寄って、どうしてそんなことをいうのか問いただしたい気持ちにもなったし、担任の先生に相談していち早くどうにか解決してほしいと直談判することだってできたのです。
でも、結局は落ち込んでたはずの娘が一人で解決してきました。
もしかしたら私が思うほど複雑な事案でもないのかもしれません。
子供の柔軟性を信じよう
素直さを見習おう
元気に揺れる大きなランドセルにわたしが感じた娘からの教訓なのでした。