ずっとずっと悩んでいることがあります。
もうやめてよ!と訴えるときもあります。
今日はいいか、と諦める日もあります。
わたしは
スマホ育児をしてる夫に呆れ果て、どうしていいか分からないでいました。
スマホを子どもに与えて育児してる気になっている夫
・わたしが夕飯を作っているとき・わたしが上の子の寝かしつけ中、下の子1歳の面倒をお願いしたとき
・わたしが仕事で夫が休みのとき
夫は子どもに自分のスマホまたは機種変更して使わなくなった古いスマホを子どもに与えます。
Wi-fi環境にあるならyoutubeを
そうじゃないならあらかじめ保存してあったクリップボックスの中の動画を
上の娘2人はすっかりyoutuberキッズに夢中だし、
オンタイム以外でもEテレのわんわんやムームーを観れて息子も楽しそうです。
確かに夕飯づくりは捗るし、
わたしじゃないと泣きわめくはずの息子も静かになります。
遊び盛りな6歳4歳が姉妹喧嘩する事態も減りました。
でもどうしても、腑に落ちないのが、そう。
夫はスマホを見せてるだけ。っていう事実
そのまま息子がコロンと寝入れば、寝かしつけ成功だし、
娘2人は喧嘩することもなく永遠とスマホ画面にくぎ付けです。
夫は自分が上手に育児をこなし、家庭を丸く収めてる気になっていますが
そのすべてが夫の育児力ではないのです。
男はおっぱい出ないし、
だってこうしないと泣くし、
抱っこしても、どう言っても無理なんだもん
あたかもスマホはママを前に武器が何もない自分へのハンデ
子どもの泣く、叫ぶ、怒るの事態に夫はいつもスマホを出してカバーフォローしてきました。
夫のスマホ育児がむかつく!
結局、「やめて!」といったところで育児が滞る夫に、わたしはすこぶるイライラしていました。
スマホ育児の善と悪~youtubeの闇
スマホ育児の善
・母、父の育児ストレスの緩和・子どもの言葉のインプット力
・好奇心の追求
一時的にも子どもの「ママ、ママ」紛争から逃れられる。
スマホやyoutubeがあると全神経子どもが親にかまってもらう必要がなくなります。
ませた子どもたちがyoutubeでおもちゃ紹介や寸劇、娯楽施設の紹介をする。
その口調を真似て子どもたちがいろんな言葉を話すようになるし、最新おもちゃや流行を瞬時に把握し心を躍らせます。
youtubeは、丁寧に関連記事や流れ読みしやすいシステム
ひとたび動画をみるだけで、子どもの好きなもの、興味がとめどなく溢れてきます。
情報の多彩さ、新鮮さ
ワクワクやドキドキ。
一般家庭の我が家は毎回おもちゃを買ってやれないし、飛行機に乗る旅行にもなかなか連れていってやれません。
「ママ、わたしいつか東京のディズニーランドにいきたいの。ビビディバビディブティックで可愛いドレスを着るの。だからわたしお手伝いも頑張るね」
6歳の娘が、スマホから流れる動画を通して疑似体験し、心をときめかせる。
娘の口からふとふきこぼれる健気な言葉が愛おしく、わたしも仕事頑張ろうと思わされます。
育児や家事、仕事にいっぱいいっぱい
追い詰められたときに見るそれは、いつも前向きでポップで明るくて
時に私たちの気もちを救ってくれます。
スマホ育児の悪
・便利すぎる・簡単すぎる
・雑すぎる
人差し指一つで1歳でも操作できてしまうほど簡単なスマホ
あまりの気軽さが、わたしの夫のような育児逃れを引き起こします。
もっと育児の大変さを痛感してほしい
そこから学ぶ育児ノウハウを習得してほしい
子どもには、家族との会話や家族とのお出かけ、叱られた経験、褒められた経験をたくさん記憶してほしい。
動画のおもちゃや、youtuberっぽい口調の真似ごとよりももっと難儀でめんどくさい育児に奮闘しよう
怒るときも泣くときも笑うときも楽しいときも
スマホ画面ではなく、直に顔を合わせて通じ合っていきたい。
わたしは思い切ってある行動を起こします。
古いスマホ、アイパッドを処分
夫にとって、必要不可欠の古いスマホ及びアイパッドを絶対見つからない場所に隠しました。わたしと夫のスマホはギガ容量を小さいプランに変更です。
夫があたふた探しても知らないふりします。
もう何度も
「スマホ与えないで」
「youtubeばかり見せないで」
と言い続けただけに夫も私が犯人であることにうっすら気が付くことでしょう。
夫に預けた息子はきっと泣き止まないし
わたしの夕飯づくりは捗らない
遊び盛りの上の子二人はきっと姉妹喧嘩ばっかりです
スマホ育児から卒業
我が家は今日より、難儀でめんどくさい育児を再開します!
おわりに
このままじゃやばいって思ってたでも、便利すぎてなかなかやめれなかった
スマホから流れる動画は童謡であったり英語であったり、子供教育であったり
もちろん悪いものばかりではないのです。
でも、そこで
「育児が楽になった~!」って思うことが問題なのかもって思いました。
童謡も、教育も、経験も
本来私たち親が、子どものために学び、伝えていく役割であるはずだからです。
ママ業、パパ業を修行しよう。
我が家の脱スマホ育児が始まりました。