時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那

社会人歴=妻歴=ママ歴のわたしが、育児、夫婦、お金のことを書いてます。小さな発見を大切にをモットーにしたブログです。

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いじめっこの心理~親の対応って?子どものサインを見逃すな!

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わたしの娘は「成長ホルモン分泌不全低身長症」という病気です。

自力で成長ホルモンを出せないため、自力で身長を伸ばすことができません。
自己注射で人工的にそれを補っています。

治療が始まってからぐんぐん身長は伸び始めましたが、
同じ年齢の子と比べるとまだまだ小さいのが現状です。
mikumama.hatenablog.com

娘は5歳になったばかり。
たった5年しか生きていない人生の中でも辛い、苦しい、悲しいの場面は経験するものです。

わたしの娘はいじめに遭っていました。


いじめに対する親の考え方

ニュースを見ると、いじめを苦に自殺、というのを多く目にします。
親の立場になってみるこのニュースほど辛いものはありません。

まだ中学生、高校生の子が自ら命を絶とうとするこの行為に

「人生はまだまだこれからよ」
「こんなこと本当はどうでもいいことなのよ」
「世の中にはもっと楽しいことがたくさんあるんだから!」

と心の底から叫びたくなります。

いじめられて辛い思いをする我が子がいたら
・誰よりも味方する
・なんなら相手を殴ったっていい

・むしろ我が子が死ぬくらいなら相手を殺したって救いたい

そう思うのが本心です。
命をかけても我が子が大切なのが事実なのですから。

でもそんな気持ちとは裏腹に子どもはすべてを親に話してくれません。

いじめはどの年齢でも発生する

・周りと違う
・ちょっと気に食わない
・興味本位

集団生活の中で得意、不得意が発生するように
優性、劣性は子ども心にも勝手に判断されてしまいます。

まだ幼い子供の世界でも対象になるのは簡単です。

「お腹が痛いから保育園に行きたくない」

最初の登園拒否理由は、訳も分からない腹痛が原因でした。

後にこれが、いじめを受けていて行きたくなかった理由だったということが分かります。

幼い子でも本当の理由は言えない。
年齢が重なるほど、その真意は厚いオブラートのようにごまかされ、隠されるようになります。

わたしがいじめられっ子で
いじめっ子だった過去

いじめられっ子だったわたし


小学3年生の頃仲の良かった友達からいきなり無視されるようになりました。

・自由時間、悪口を書いた紙が背中に当てられる
・先生に取り持ってもらえない
・親に知られるのが申し訳ない

どうしてこうなったのか理由はわからない。当時の先生は、自分たちのことは自分で解決しなさいのスタンスでした。
わたしが訴えたところでただの陰口に聞こえたのでしょう。
全く取り持ってもらえませんでした。

わたしのことを大好きでいてくれる両親に、わたしのことを嫌いな人がいる、と打ち明けるような気持ち

イジメられているのかもわたし。

認めたくなくて、恥ずかしくて申し訳ない、両親に愛されているのが分かるからこそ言えないわたしのプライドでした。

いじめっ子になったわたしの心理

わたしはいじめられっ子だった時代の宿敵を忘れませんでした。
2年後、とんでもない転機がわたしに訪れます。

・友達が増える
・わたしの意見に同調してくれる
・いい気になって悪いことを思いつく

・仕返し
・嫉妬
・優位に立ちたい

子どもの私の人生観は浅く、手っ取り早く勝つには相手を攻撃するしかないと思い込んでいました。

わたしは、その子を何とか打ち負かしたくて二年ごしの恨みを込めて悪口を書いた紙をその子の靴箱に入れたのです。

その夜はドキドキして眠れませんでした。
同時に親や先生にばれたらどうしようと思う不安がありました。
そして何より、やってしまった後悔の後味は悪すぎました。

敵対心・復讐心があっても
いじめからは何も生まれない

十数年後、大人になったわたしの心にもまだしこりになったまま。
(あのころに戻れるのなら、あの手紙を靴箱に入れる前に破り捨てたい。)

ダサい、醜い仕返しをしたわたしの過去は今も私を苦しめ続けています。

いじめられる方にも理由がある
なにがあってもいじめることは悪い

いろんな風説以前に
いじめは誰にとってもいい事なんてない。
イジメられっ子イジメっ子。その立ち位置こそが意味のないことなのです。

子どものサインを見逃すな!
親の対応、聞き出し方

まだ小さい娘の突然の登園拒否理由なんてわかるはずもありませんでした。
でも親だからこその気づく違和感があるのです。

・元気がない
・学校/部活に行きたがらない
・家族に対して当たりが激しい

わずかなサインは必ず存在します。
子どもの異変に気が付いたらぜひ実践してください。

何も聞かず
外に連れ出し
好きな食べ物を与える

初めて私がいじめられた日
初めて私が人を意図的に傷つけた日
わたしの母はわたしを外へ連れ出しました。

居てもたってもいられなくてポツリポツリと心の内を話したのをいまでも覚えています。

そして今、
元気がない、登園拒否を続ける娘を連れ出し、娘の大好きなドーナッツを買って食べた帰り道
静かな車内で娘はおもむろに話し始めました。

「○○が、わたしのこと小さいから赤ちゃんっていうのよ」
背が小さい。ただそれだけ。
振り絞って出てきた娘の言葉は単純でありながらも、娘にとっては重大なことでした。

いじめのきっかけは前触れ無し、誰にでも起こりうることです。

1人で抱える秘密は重くて苦しい
黙っていられないからこそ、その空間づくりはとても重要です。

子どものサインを見逃さないでほしい。
昔、母が見抜いていたかのように私を連れ出した夜のドライブのように、そこが娘の人生の救いであってほしい。

何かあるのかもしれない
何もないのかもしれない

子どもが
いじめられているかもしれない
いじめているかもしれない

解決できる答えがすぐに見つからなくても
話を聞けるタイミングこそが大切です。

吐き出すことで楽になる。
違う視点で考えることができる。

どうしようもないときはモンスターペアレンツといわれようが、どこまでも娘の壁になる覚悟はできています。
ここに強い味方がいることを全力で伝えてあげましょう。

万が一、我が子が加害者の立場だと知ったときはこれは無意味で価値のない人間のすることだと訴えるべきです。
一番の敵は自分自身だということを全力で伝えてあげましょう。


まとめ

娘の根本的ないじめの原因は解決していません。
背は小さいままなのです。

でも変わったことは、
それでも私は愛されているという自信がついたことです。

小さなコミュニティの中で子どもがいじめに遭ったとき
親が思うように子ども自身が

・そいつにかまうな
・気にする必要ない
・戦う土俵は他にいくらでもある
・もっと素晴らしい仲間はたくさんいる

と気づくにはまだ時間と経験が必要です。

そのことに気付くまでの時間を一緒に苦しみ、責任を背負っていきたい。
わたしは子のいじめ問題に向き合うのでなく、娘本人と向き合うことを心がけています。

我が子がいじめの被害者になる
我が子がいじめの加害者になる

できればぶつかってほしくないし
想像したくもない世界だけど
大なり小なり誰もが必ず経験することです。

逃げるな、戦え!というのはもはや時代錯誤。
逃げろ!無視しろ!問題に向き合うな、そればかりも果たしてどうなの?

いじめ問題は綱渡り
我が子の腰にロープを巻き、せめて命綱にはなっていたい。

親になってから見るいじめのニュースはとても悲しいです。

子どものサインを見逃すな!
我が子を守る覚悟を決めましょう。