「お腹いっぱい」
突如投げ出される子どもの食事放棄宣言に頭を悩ませていました。
汁物とご飯を一緒にされ遊ばれたご飯はもう見るも無残な姿です。
ただえさえも残り物処理班のわたしの成長は止まりません。
我が子にはご飯を残さず食べる健康優良児になってほしい。
幼児に話は通じなかった
世界中にはお腹を空かせている子どもがいる節
「アフリカの子どもたちは毎日3食なんて出ないし、おやつだってないのよ。
毎日お腹が空いてるのに、食べるものが何もないの。あなたは今幸せなのよ。
食べ物を粗末にしてはいけないのよ。ちゃんとしっかり最後まで食べなさい。」
子どもの目をみて手を握って諭すように語り掛けます。
「じゃあ、ママがこれアフリカに持って行っていいよ!」
5歳の娘から見当違いながらもごもっともな返しが返ってきました。
お米には7人の神様がいる節
「一粒のお米の中には7人の神様がいるの。だから1粒でも残したらバチが当たるのよ」子どもの目をみて手を握って諭すように語り掛けます。
「そうなの?・・・・ママ、かき氷が食べたい!!」
3歳の娘の頭の中はいつだってちんぷんかんぷんです。
知恵のついた幼児、知恵より本能のままに生きる幼児には言葉でいってもなかなか思うように伝わらず、ご飯のお残し事情が改善することはありませんでした。
子どもがご飯を残さず食べるある方法
ご飯の量を少なくして全部食べれた!の気持ちを育んだり、デザートを棚上にちらつかせながら「ご飯全部食べたらね」と報酬型にしてみたり我が家もいろんな手を尽くしました。
しかしこれは、
少なくしておかわりを求められたときにはアウトだったし、報酬のデザート無しでは挑めないデメリットがあります。
わたしが発見した方法はこれ!
たった一役、料理に参加させる
・エプロンを着せる
・お玉を持たせてまぜさせる
・味見をしてもらう
正直何もしていない、だけどあたかもわたし(子ども自身)が作った!と思いこませます。
早く夕飯を作り終えて食べさせて寝かせたい。
はやる気持ちを抑えて夕飯づくりにカタチ上参加させた結果、完食率がグンと上がったのです。
「●○(子どもの名前)が作ったご飯、本当に美味しいね」
「●○のおかげで助かったよ。ありがとう」
一緒に食べる夕飯の時間はアットホームになったし、子どもも嬉しそうに、そして得意気にパクパク食べてしまうのです。
子どもが食事の途中に飽きたり、残すのが常習的になって困ったときにはぜひ、お鍋からお皿に移すまでの手間1分を子どもにかけてみてください。
作り手の想いを体感することで子どもの食事にたいする最初の構えが劇的に変わります。
「ママ、よくできたね。」
わたしがお野菜炒めを作ったときに長女がかけてくれた一言「ママ、お野菜が美味しい!よくできたね。」
すでに料理ができると自信のついた長女は
完全に上から目線でした。
それでも、褒めてくれることが嬉しい!
空っぽになったお椀はママの心をいっぱいに満たしてくれたのです。
まとめ
毎回残されるご飯にイライラ!味?量?納得のいく説明?
試行錯誤した結果、効果が思ったよりも発揮されないときにはママとしての自信まで削がれていってしまいます。
子どもを調理に参加させよう!
例え混ぜるだけでもよそうだけでもいい。
子どもが一役担うだけで食事にたいする姿勢は変わります。
今日も1日いっぱい食べていっぱい遊んで楽しんでね!
空になったお皿を洗いながらわたしは我が子の成長に思いをはせるのでした。