わたしの夫は息子(生後10か月)の寝かしつけができません。
わたしの夫はたぶん2時間息子と二人っきりになることもできないでしょう。
おむつ替えはできるけど、うんちの匂いがする息子を察知したら何かしら用を取り付けて避ける傾向にあります。
ベッドと部屋の大きさ上、夫婦別室になってからは夜泣きには1mmだって参加したことありません。
けれど、それは夫だけのせいではないのです。
母乳が無敵すぎる!
・かまってほしいとき・お腹がすいたとき
・眠いとき
・ただ理由もなく泣きたいとき
母乳育児をしてるとよく思うのですが、これらの理由で赤ちゃんが愚図った場合、大抵授乳しちゃえば事態は収まります。
母乳が無敵!
これさえあれば生きていける!これさえあれば幸せ!
赤ちゃんにとっても周りにとっても穏やかにする魔法が母乳には含まれているのです。
泣いてる=おっぱい思考の定着
基本母親には授乳以外のタスクがあり、それらをこなすために授乳以外の手段や工夫を編み出すようになります。お皿が洗いたいからEテレをつける
洗濯を干したいからバンボに座らせておもちゃを周りに敷き詰める
健康に育ってほしいから離乳食を作ってみたり、食べやすいように工夫をしたりする
そして赤ちゃんの泣きにたいする耐性も備わってきます。
多少泣かせっぱなしでも気にしない。
また夜泣き?!ちょっとトイレ行ってくるまでもう少し待っててね。
しかし、わたしの夫は
赤ちゃんが泣いてる=おっぱいが欲しいんだ!解決!
赤ちゃんの泣いている理由の大半がおっぱいで片付くからこそ他の手段や工夫をしません。
少しの間、息子をお願いしても泣けば授乳タイムだおっぱいだ、ですぐにバトンが回ってきます。
結果、夫の育児参加がゆっくり確実に遠のいていきました。
冒頭に記述した夫の赤ちゃんにたいする耐性がないのは全てこれが原因です。
断乳を決行!(仮)夫が変わりつつあります
まだ完全ではないですが離乳食が進み、ミルクでのフォローアップ体制も整ってきた今、授乳だけを頼りに子育てする機会が減りました。何より息子がおっぱいの力だけではなんとかならないほど活発になってきたのです。
寝かしつけをしててもすんなり寝ない
授乳よりも遊びたがったり、また急に欲しがったり
そんなこんなでわたしもお手上げになる状態が続きました。
もう嫌!
プチ断乳を決行し、息子とわたしが四苦八苦する姿をみるようになったここ最近
夫が育児に参加するようになったのです。
今まではわたしも母乳のおかげで万能になれた気でいましたが実はそうではなかった。
いろいろ工夫してなんとかなってきた母の姿を見せるより不完全であるわたしの姿をみて夫は変わりました。
子育ての全てを受け止め健全であろうとする必要なんてなかった。
もっとドタバタして困ってること悩んでいることを打ち明ける工夫をしてればよかったのかも!
子を産んだ瞬間から女は母になると言われるのは、守るべき存在を前に気が奮い立つからそう見えるだけ。
どんなに育児が辛く苦しくても授乳してるときの子どもの顔で全て忘れちゃうからまた同じことを繰り返してもへっちゃらなだけ。
「僕はママにはかなわない」
その感覚を見せつけちゃうことでわたしの夫はどんどん育児から遠のいていってしまったように思います。
感覚ではなく物理的事実
パパになってもらうステップのはじめの一歩は子育ての苦労を知ってもらうことからなのかもしれません。
深夜に突然始まる夜泣きに1人でアタフタするよりも、あえて夫が起きてる時間に寝かしつけをして上手く行かない姿を見せたほうが夫の育児参加率は上がったし、それと同時に息子と夫が過ごす時間がどんどん穏やかになっていったのです。
「僕でもできるかもしれない」
母乳という武器のない普通のわたしを前に夫は少しづつ歩み寄ってくれるようになりました。
まとめ
夫が育児に参加してくれない。しても、すぐにバトンが回ってくる。
我が子が可愛くないのかな。
そう感じることがあれば、それは頑張るあなたの姿に夫が自信をなくしているだけなのかもしれません。
そういうときは
断乳をすすめるわけではないけれど、あえて万能ではない姿を見せちゃうのもありなのかなって思いました。
現に今、寝かしつけを失敗したわたしに代わって夫が息子を寝かしつけています。
(そしてわたしはこっそりブログ書いてる。ごめん。)
パパになってもらうはじめの一歩
母としての強さ、母性、本能を置いてママが無防備になることが大切です。