長女「このスカートじゃない!」
こだわり派の6歳が用意した服に難癖をつけるのはいつものことです。
次女「いやぁぁぁぁっぁあああ!」
自我の塊4歳は脱ぐのも着るのも一苦労です。
長男「・・・。」
1歳長男は1から10まで手がかかります。
子供のお着替えが面倒くさい~!!!
もっとスムーズにもっと楽しく!
イライラしないでお着替えを済ませる方法はないのでしょうか??
お着替えなんてつまらない!子供の心の声
・もっと遊びたい!・お風呂(水)が嫌い!
・ママと一緒にやりたいな
・そんなことより抱っこして!
・怒ってないで褒めてほしい
・この服は嫌だ
お着替えなんてつまらない!
煩わしくて、うっとおしい
もっと楽しいことだけしていたいのに
全身全霊あそびに夢中な幼児にとって
ただじっとそこに立って服を脱いだり腕を通したりって刺激が足りない!
ついつい他のことがしたくて駄々っ子になってしまうのです。
年齢別!お着替えが楽しくなる方法
生後6ヶ月(0歳)
①首を通すときに、「いないいないばぁ!」といって目を合わせて驚かす。②ズボンを履かせるときは「トンネルさんに足を入れてみようね」と具体的な動きを伝えて、動作と言葉をリンクさせる
言葉もなかなか伝わらない0歳児は
動作を一緒に楽しむ!
遊びの延長として声と表情を大げさに表しながらコミュニケーションをとることが大切です。
1歳児
少しずつ言葉も理解でき、自分でできることも増えてくる1歳児は気持ちを尊重しつつ、「できた!」を増やすのがポイントです。
①好きな服を用意し、「どっちがいい?」と自分で選択させる
②前後反対、裏返し、左右真逆でも気にしない。褒める。
③レギンスなどのタイトなもの、ボタンが小さく数の多いものなど、自力で着るのがちょっと難しいときはさりげなくフォローする。
④でも最後の一足、最後の一個は必ず一人でさせる。
必ず最後は「自分でできた」を助長して達成感を与えるのがなにより大切です。
2~3歳児
自我が芽生え、「自分で!」と主張することが多いのが2~3歳児この際、思いっきり子供が楽しめるようにお着替え法にひと癖ふた癖つけてアレンジしていきましょう。
大人も全力で子供になること
①効果音
⇒「お洋服合体!シャッキーン!!!」
②ものに例える
⇒「上にまいりま~す!」ズボンを上げる(エレベーター)
③変身
⇒「パンツマンにへ~んしん!!」(トイトレ仕様)
⑤勝負だぜ!
⇒「ママとどっちが早いかな?」
⑥カウントダウン
⇒「10数えるまでにできるかな??」
などなど。
イヤイヤ期に突入するこの年齢。テコでも言うことを聞かないときはあえて反対言葉を指示するとスムーズに完了することもあります。
⑦イヤイヤ期バージョン
⇒「絶対、この服着たらダメだよ!」→着る
時には童心に戻り、時には逆手にとって
上手にわが子をコントロールしてみましょう。
5歳児~6歳児
自分でできるこだわりもある
親の思惑も読み取れる
もうすっかり賢くなった5歳児~6歳児はある程度放置して観察します。
無理やり着替えさせないし
怒ったり急かしたりも極力しません。
優しく注意喚起しながら事の成り行きを見守ります。
・お風呂を嫌がったあげく寝るのも遅くなった
・朝起きるが辛かった
・準備もお着替えもダラダラしちゃう
・ダラダラしちゃったあげく遅刻もしたし忘れ物もしちゃった
きっと恥ずかしい気持ちにもなるし、悔しい、という気持ちにもなるでしょう。
ちゃんと手伝ってくれなかったママにも怒りの気持ちが湧いてくるはずです。
「じゃあ次からママはどうしたらいい??」
「あなたはどうしたらいいと思う?」
共に失敗する
年長児になるとおだてる効果も薄れてきます。
怒ってもうまく響かなかったり、自分なりの理由があるとしっかり自己主張することもできます。
もうお着替えだけでなく、明日の準備、寝る時間、朝ご飯のペースなど
親一人でコントロールするのが難しい。
自立を育むため、あえて一緒に失敗してみる、学んでみる。
わたしの現在地はいまココ
一番手がかからないはずの長女の子育てに一番時間をかけています。
おわりに
子育ての断片、記憶にもなんにも残るはずのないお着替えタイムでほんの少し心踊る瞬間があります。わたしが袖の中に手をつっこんで長男の腕を引っ張りだすのは日課だったはずなのに。
腕をぐーんと伸ばして自ら袖を突き抜けて出てきた手は小さかったけどたくましく感じました。
トイトレがまもなく完了
お姉さんパンツを当たり前のように履きこなすも時々あわてた形相でトイレに急ぐ次女の姿にくすっと笑えてきます。
あぁでもないこうでもない
悩みに悩んだあげく全身ストライプのコーディネートで今日も元気に登園する長女は誰もがびっくりのカリスマデザイナー
我が家のお着替え紛争は、慌ただしくもところどころで素敵な笑いを引き起こします。
子供の自立へのステップ、お着替えタイムを上手に乗りこなしていきましょう。