時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那

社会人歴=妻歴=ママ歴のわたしが、育児、夫婦、お金のことを書いてます。小さな発見を大切にをモットーにしたブログです。

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朝の支度が遅い小1娘をわざと遅刻させました。安全に失敗・挫折をさせるということ。

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本日、わたしは小1娘をわざと遅刻させました。

いつもは玄関のドアを開けると和気藹々と登校していく小学生の姿はもうありません。

始業の鐘を目前として通学路は閑散としています。


わたしも会社への遅刻を覚悟で、
娘を学校の門まで送っていきました。


小1娘は朝の準備が遅い!ふざける!まかせっきり!

起きなさい!って言っても起きない

時間割は?って聞いてもぼーっとしてる

注意しても響かないでにやにやしながらふざけてる

靴下は?今日は体育ないの?
水筒持った???


出発前の身だしなみチェックはほとんどが赤点状態です。

先回りして声をかける
何度も何度も注意する
待ちきれなくて手伝ってしまう


そんなわたしに安心しきったように娘のぐうたら具合はエスカレートしていきました。

いつも遅刻ギリギリ。
玄関で平気でお友達を待たせる。
準備しておいた水筒が結局玄関に置きっぱなし。

今日ものんびりとろとろの娘からは、自立の【自】の字も感じられません。


わざと遅刻させることにしました

・注意は1回まで
・手伝わずに自分でさせる
・完了してから一緒に学校へ向かう

いつもなら登校時間をリミットにしてせかせかと準備をさせてきましたが、わたしも我慢の限界です。

わたしは、それでも焦るそぶりのない娘をわざと遅刻させることにしました。

無遅刻無欠課無欠席の皆勤賞の夢はすでに小1で断念です。


いつもは賑やかな通学路に誰もいない
遠く先では授業の始まるベルの音が鳴り響いています。
娘が教室に入るころには、みんなが着席し授業を受けていることでしょう。

わたしはこの日わざと娘を遅刻させました。

・だれもいない通学路を歩くさみしさ
・授業のベルが鳴る焦り
・みんなに注目されながら教室に一人はいる気恥ずかしさ


娘にとっては今世紀初めての大失敗です。


早く起きればよかった
時間割を前日にやっておけばよかった
走ればよかった

さまざまな後悔と合わせて、娘は今日の失敗から今何かを学ぼうとしています。

安全に失敗・挫折をさせるということ

わたしも我が子を愛してるがゆえに、大切に大切にしてしまいがちです。

赤ちゃんのころは、
転ばぬように手を引くし

冬になれば、
風邪をひかぬようにと長袖服に衣替えします。

恥ずかしい思いをしないように
惨めな思いをしないようにと

みんなと同じように身支度を整えて万が一にも備えます。


でもそう簡単に子供はいうことを聞きません。

幼児でもわたしの腕を振り払って自分で歩きたがるし
寒くてもぺらぺらのキャラTシャツをつけたがります。

みんなと同じでいたいなんて子供は微塵も思っていません。

まだ幼い子どもでも、

自分で歩き、自分で選択し、自分の人生を進む生き方をもうすでに始めているのです。


転んだら痛い
この服は可愛いけど寒い
ここは人に合わせよう

さまざまな失敗と挫折経験を活かして子供は子どもなりに成長します。


大人になって転ぶ痛さを知るよりも、
たった今、転んでけがをすることに意味があります。

大人になるにつれて失敗や挫折は大なり小なりこれからやってくるでしょう。

我が子にはそういうとき、自分で耐え、考え抜く力を身に着けてほしいとおもっています。



子供には安全に失敗・挫折をさせよう

時に放任し、様子をみることも大切。
わざと娘は遅刻させた日、娘は小さな孤独と後悔に包まれました。

次の日、いつもよりも早く玄関で靴を履き
いつもは待たせるお友達がくるのを待つ娘の姿がありました。


おわりに

実は娘をわざと遅刻させるのは大きな賭けでもありました。

味をしめて遅刻慣れしてしまうのも困るし
ショックが大きすぎて登校拒否にでもなったらどうしよう

わざと失敗・挫折させるためにもよほどのエネルギーが必要です。
でも子供だからこそ今すべてを見守ることができるのが親の特権です

素直に学び、課題をみつけた娘をみると、
やはり失敗を乗り越えるための柔軟さも子どもだからこそできる特権に感じました。

転ばないようにお膳立てするのもいいけれど
時には転ぶのを分かって見守ってみよう。

子供は自分で気づき、自分で学び、自分で選択していくようになります。

愛する我が子だからこそ、安全に失敗・挫折をさせてみましょう。