つい先日のこと
わたしは今とてつもなく後悔しています。
そしてすごく反省しています。
この出来事を絶対に忘れてはいけない。
だからこそあえて批判覚悟で記事にして残しておくことにしました。
わたしは、
寝てる子どもを家に置いて、ひとり外出しました。
「ちょっとだけだから大丈夫」寝ている子どもを家に残し外出しました
家の家事に追われすぎた日曜日
平日はフルタイムで働いていることもあり土日だけがわたしの休日でもあります。
夫は出かけていて、
子供3人とわたしひとりで過ごすには家が一番最適でした。
掃除、洗濯、アイロンがけ
こなすべきタスクは目の前に山ほどあるのです。
夕方になり夫が帰宅。
娘2人を連れておばぁちゃん宅へ
末っ子の長男(3歳)は日中遊びすぎたせいで眠そうにうつろうつろしています。
あっという間に長男が眠り、家のもろもろがすべて完了した20時
ようやく自分だけの時間が訪れました。
今日は一歩も外に出ていない
思いっきり身体を動かしたい
家の周りを数周するだけ。
「ちょっとだけなら大丈夫だろう」
わたしは寝てる息子を家に置いて、鍵をかけ少しばかりのジョギングに出かけたのです。
ジョギングから20分後家は大変な事態になっていました
最初は10分程度のつもりでした。家の近隣にある公園のトラックを走ってるうちにあと1周、あと1周。
気づけばあっという間に20分が経過しています。
家につくと何やら玄関に数名の人だかりが・・・
そこには自力で鍵を開けた息子と近所の人数名でひとだかりができていました。
息子は、泣きはらしたかのようにひくひくしています。
わたしを探しにいこうとしたのでしょうね。
息子は自分で靴を履いて保育園用の上着を不格好に着ていました。
「どこからか子供の泣き声がすると思って、かけつけたんです。寒いだろうけど家に連れて行くのもどうかと思ってずっと待ってました。」
近所の方の言葉はすごく穏やかだったけど、明らかにジョギング姿のわたしをみて内心はすっかりあきれていたに違いありません。
それもそうです。まだ幼い3歳の息子を夜にひとり置いていったのですから。
恥ずかしくて申し訳ない気持ちでいっぱいいっぱいでした。
・もし近所の人がかけつけてくれなかったとしたら
息子は外をたったひとりで飛び出したでしょう
・もし息子がわたしを探して一人夜道を歩いたとしたら
車に引かれていたかもしれないし、誰かに連れ去られていたかもしれません
・もし地震や火事が万が一にも起こったとしたら
息子の傍にいないわたしは息子を守る術が何一つないのです
なにより
もし、わたしが息子を置いて出かけたりしなければ
息子は暗闇の中で一人目を覚まし、とてつもなく不安で怖い思いをしなくて済んだし
近所の人に迷惑をかけることも、そしてこんなにも自分を責める気持ちにもならなかったはずです。
「ちょっとだけなら大丈夫だとおもってた」
・起きるはずがない
・ほんのわずかな時間だ
・わたしだってリフレッシュしたい
中途半端な甘えた気持ちに、大きく喝が入った今回の出来事でした。
子どもを家に置いて起きた事故ケースまとめ
○母親が子供を置いてゴミ捨てにいったときに起きた転落事故
東京・江東区のマンションから4歳の男の子が転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。男の子が住む7階の外廊下には1メートルの柵があったが、柵の近くに高さ10センチの踏み台が残されていた。母親は一階ゴミ捨て場にいっていたとみられている。
○両親が外出。家が火事になって起きた死亡事故
午後3時45分頃。宮城県名取市増田の3階建てマンション「フィオーレ仙台南」から出火、火元の1階一室が全焼し、男児2人が死亡した。岩沼署は、この部屋に住む三沢拓也さん(31)の小学2年の長男(8)と次男(1)とみて身元の確認を急いでいる。両親は外出中だった。
○母親が外出。姉弟が水遊びしてた際に起きた事故
愛知県豊橋市で母親が帰宅すると、1歳の長男が濡れた状態で廊下で倒れていた。救急車で搬送したが死亡が確認されたという。男の子は8歳の長女と水遊びをしていたとみられる。
ざっと調べただけでも山のように出てくるニュースの数々
今回のわたしのケースは許されたものでないのは明白ですが、
・すぐ下の階へのゴミ捨て
・目と鼻の先にあるコンビニへの買い物
・往復数分で帰ってこれる場所にある夫/兄弟姉妹の送迎
子どもを家に残して出かけることへのボーダーで心が揺らいだ経験はないだろうか?
「ちょっとだけだから」
「すぐ帰ってくるから」
「子どもは寝ているから」
そうなんとなく保険をかけて
「きっと大丈夫だろう」
「寝てるから起きるはずないだろう」
「うちのこに限って事故に遭うはずはない」
と安易に考えてしまうことはないだろうか?
そんなわずか数分の間にも起きる悲しいニュースがたくさんあるのです。
子供から目を離さないのは難しい
でもその状況をおごりの気持ちで自ら作ってはいけない
わたしは自戒の念を込めて改めて自分に問いかけています。
まとめ
恥ずかしい話、
万が一今回わたしがした「寝ている子供を家に置いて外出をする」が成功していたとすれば、わたしは子供を残すことについてのハードルが下がりより行動がエスカレートしていたかもしれません。
「ちょっとだけだから大丈夫」
ほんの数分、ちょっとそこまでの距離
きっと大丈夫。たぶんこうはならないだろう
この気持ちがとんでもない悲劇を生まぬよう心していこう。
さっきまで不安で泣きはらした顔の息子は、
わたしを抱きしめながら穏やかな表情でこう言い眠りにつきました。
「ママ、ちゃんとそばにいてね」