時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那

社会人歴=妻歴=ママ歴のわたしが、育児、夫婦、お金のことを書いてます。小さな発見を大切にをモットーにしたブログです。

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35歳の日記~就職・結婚して10年が経ちました。

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お久しぶりです。
気づけばブログを書かなくなって1年
末の子を産んでから5年
就職・結婚・最初の出産をしてから10年が経っていました。


仕事と育児の両立生活を過ごしていると
何もかもが凝縮された毎日に「今日も濃かった一日だったなぁ」と眠りにつくはずなのに
改めて数年を振り返るとほんの断片しか思いだされず「あの時は大変だった!」というようなありきたりなことしか言えない自分に思わず苦笑いしてしまいます。

あの時のわたし、何がどう大変で、何がどう楽しかったんだっけ?

いやおうなしに明日が迫ってくる中で
誰かに語りつくすこともなく、胸のうちでひっそりと思い出を重ねては沈めていく

ちりばめられた小さな思い出をかき集めるように、
わたしは久しぶりにこのブログにログインしたのです。

百貨店の人事部で働いています

振り返ってみると恥ずかしい経歴の数々です。
ブログの冒頭に既出ではありますが私は新卒でデキ婚したダメダメダメな社会人です。

就職氷河期とよばれる中、夢の百貨店に就職できたくせに
新卒で妊娠、結婚して会社を騒然とさせ、社会的信用を失い
時短勤務で復職し、迷惑正社員として恥を知らず会社に居座り
3人目を出産、保育園への入社と家計のためにフルタイムでの挽回を決意

就職が決まり、親を安堵させた直後に落胆させ
会社の期待を裏切り、共に働く従業員のそのしわを寄せた数年と

明るさだけが武器。表でへらへら笑い倉庫でこっそり涙を流す
難儀を買おう、信用を売ろうと切磋琢磨した数年

たくさんの失敗と挫折と成功を重ねて
わたしは今、百貨店の総務部人事課で働いています。

保育園に不認可となり、職場復帰ができず涙声で電話をしてくるお母さん
時短勤務なのに職場に気をつかって残業を重ねるお母さん

フルタイム勤務、これから戦場に向かうとばかりに顔つきをいっそう険しくさせて定時退社していくお母さん

かつてのわたしの顔が、そこらじゅうに溢れています。
育児と仕事の両立、家庭状況や職場内での人間関係に悩み、やむをえず退職していく人もたくさんいます。

10年前も今も、働くお母さんの壁はいつだって高く、
すんなり飛び越えることができるほどの制度や道具はいまだ完全に備わってはいません。

わたしたちのかつての悩みは今も変わらず誰かの悩みのままなのです。


わたしたちの味方はいないのか・・・!

夜泣きに付き合ってくれるわけでもない。週末に会社や友人との飲み会に嬉しそうに出かけていく夫に腹を立てることもあります。

「わたしの時代はこんなに恵まれてなかったのよ。」
かつて母業をこなしてきた子育ての先輩方が、今の時代がいかに甘えているかをたしなめてきます。

(あなたがいるから私がいる。)
自分の人生を捧げると誓った親愛なわが子ですら、時に悪魔に見えてくることも・・・・

あぁ、わたしたちに、働く母に、味方はいないのか・・・!

夫や自分の母親、同僚やわが子でさえも自分の敵に回ったような気がした日

誰かのためにふんばってるはずの自分自身が
結局何のためにここまでやってきたのかわからなくなって突然むなしくなることがありました。

わたしの味方はあなたでした

会社を辞めようと思ったことは今まで数十回。
しょうもない喧嘩で離婚しようとまで怒りに震えたことなんて数百万回。

自分の母親に八当たったり、
耐えるに堪えかねてわが子を平手で叩いてしまった日もありました。

わたしは、わたしはもう、母親であることの何もかもを辞めたい・・・

孤独でさみしくて自分が情けなくなる日がある一方で、
こんなはずではない、と再度わたしを立ち上がらせたものはなんだったんだろう?

今もなお、なぜわたしは母を、妻を、働くことを続けることができているんだろう?

久々に眺めたメールボックス
ブログの読者から温かいメッセージが届いていてその答えを見つけることができました。

 はじめまして(^-^)
4年前からブログ拝見させて頂いています。
みくさんとは同い年、時短勤務、帝王切開での出産やら、共通点もありつつ勝手に親近感を持っておりました。
ブログの更新楽しみにしております。

帝王切開が怖くて不安」
「ちゃんと元気な子が生まれてくるかな」
「反抗期の子どもが大変」
「夫がむかつく」
「時短勤務ってどんなもの?」
「今日も保育園の呼び出しで早退してしまった。会社の人に気まずい」

小さな不安や小さな不満、
今となっては小さかったといってしまえる悩みがあのときはとてつもない大きな試練に思えていました。

そんなとき、
「わたしも同じです」
「わかる~!!それそれ!」
「こうしたら、よくなったよ」
って意見やコメントに何度救われたことか・・・

わたしと同じ立場、わたしと同じ悩み、同じ気持ちの人がいる
孤独で心がポキッっと折れそうなときに届くいろんなママからの共感や励まし、アドバイスがわたしの大きな支えになりました。

わたしの味方は同じく今を奮闘するあなたです。

帝王切開が痛くなるわけでもなく
子どもの反抗期がコロッと治ることもなく
夫は相変わらずだし
会社での働き方にはまだまだ課題が残るけど

「わたしだけじゃない」
この気持ちがその時その時の自分を強くさせました。

就職して10年
結婚して10年
母になって10年

ずいぶん身勝手な人生で
遠回りと寄り道を繰り返し、たくさんの行き止まりに遭遇してきました。
悩みや後悔はあれど、それはやはり小さなこと。
どの節目を振り返っても、わたしは自分にとって最善の選択をしてきたと思いたいです。


おわりに

改めて思うのがブログをやってて良かったなぁということ
子どもたちの成長や、自分自身の当時の悩みを振り返って初々しい気持ちを取り戻すことができます。
同じ境遇の人からのメールが届いた日には、きょう一日の疲れが吹き飛ぶくらい心の充電が満タンになります。

少し忙しくなって書かない日が増えていき、すっかり筆不精になってしまったわたしですが、
お金のことや仕事のこと
「生理」を学校で習うようになった4年生の長女のこと
いまだカタカナが怪しい2年生の次女のおかしな答案用紙、5歳マザコンの息子のこと
残しておきたい変化と成長の数々いっぱい。

10年経った育児人生ですが、子どもたちに日々降りかかる出来事をみると
まだまだ後に続く人生のほうが長いことに気づかされます。
そう考えると少し怖くてやっぱり楽しみなものですね

母子手帳や、スマホのメモ帳
パソコンの端っこの小さなフォルダの中
うっかりしてると忘れてしまいそうな子育ての断片を書き残そう

きっとだれかの共感になり力になり
いつかあなたの人生を肯定してくれる道しるべになるはずです。