わたしの夫は週に3回、会社を終えたあとに趣味の社会人バスケットに出かけていってしまいます。
わたしはその間、子供をお風呂に入れ、自分もお風呂に入ります。
子どもがぐずれば家事や育児も中断中断になるし、夫の帰宅に合わせて二度目の夕飯づくりを始めなくてはなりません。
酷い時は、帰宅後着替えもできずストッキングのまま家じゅうを駆け回ることも・・・・
そうこうして夫が帰ってきた22時
お部屋がぐちゃぐちゃ。夕飯だってまだ出来上がっていない。
子どもの誰かひとりがまだ起きてる
「今までなにやってたの?」
きょとん顔で聞く夫
いろいろやろうとしたけどできなかった。
長女(6歳)の宿題をみてたから
次女(4歳)のいたずらが酷かったから
長男(1歳)ぐずったから
育児と想定外はつきもの
容量の悪いわたしは細々としたことでどんどん時間をロスしていきます。
本当のロスタイムはどっち?わたしと夫の一時間
夫がバスケットに没頭してる一時間とわたしが育児奮闘している一時間は、
まさしく同じタイミングで同じ長さで平等に与えられた時間です。
夫が体育館を全力走り回ってるとき
わたしは、お風呂を嫌がる子どもを全力で追いかけていました。
夫が汗を流してスッキリしてるとき
わたしは、ドアを開けっ放しにして子どもたちとおしゃべりしながらお風呂に入りました。
夫が同じ趣味を持つ仲間と談笑してるとき
わたしは、子供たちを寝かしつけながらほんのわずかな孤独と戦っています。
夫は結婚する前からやってることは変わりません。
わたしは結婚し子どもを産んでから生活はガラリと変わりました。
難儀で同じことの繰り返し
頻回に訪れる我が子の偏屈や駄々っ子には何度も立ち止まっています。
今日も一日、なにもできなかった。
〇〇も●●もやりたかったのに・・・
夫にとっての一時間
わたしにとっての一時間は
流れるタイミングや物理的な長さは同じでもまったくもって別物です。
内容の濃さ、体感する長さ、新鮮さ、単純明快さ
ハプニング、サプライズ、達成感や、充実感
わたしは一時間の間で一気にいろんな感情を体感しています。
辛くて苦しくて孤独な子育てのひとときも、
結局振り返ればすべてハッピーエンドでしかありません。
久しぶりに訪れた自分ひとりだけの一時間
わたしはこんなときですら子どもたちのことで頭がいっぱいなんですもの。
本当のロスタイムを過ごしているのはどっち?
わたしは、今発展の途上にいる子供たちの成長を見逃してばかりいる夫の過ごし方は勿体ないな。って思っています。
おわりに
「今までなにやってたの?」夫のきょとん顔に腹が立つ。
「またブログ?」
ようやくの自分タイムを確保したわたしにかける言葉か、それ。
中途半端な家事
終わらない育児
満喫できない一人タイム
それでも、わたしの人生は明るく楽しくきっとハッピーエンドです。
長男は一人でTシャツを着れるようになりました。
次女は最近弟の面倒見がよくなりました。
長女は現在はじめての漢字に挑戦中。
オンタイムで見れる我が子の成長がそこにあるから。
今をロスして立ち止まろう。
きっとそこにはかけがえのない発見の連続です。