こんにちは。
今日はわたしの娘のお話です。
12月で5歳になる長女は、
つい最近まで全くひらがなに興味がありませんでした。
来年には年長さん、周りのお友達にもちらほら読める子も増え、早い子だと自分のお名前を書ける子までいます。
わたしの娘は書くどころか、自分の名前すら読めない。もう、それ以前に覚える気、学ぶ気がないのが分かるんです。
・絵本は絵のみで楽しむ
・字は飛ばすか読んでもらうか
・教えようとしても今はイヤの一点張り
園の先生に相談しても、個人差があるのでねーとの返事。
正直、私は焦りはじめていました。
いろいろ試行錯誤しました。
4歳にひらがなを教えるためにわたしがしたこと
出来る!を刺激、簡単ドリル
本屋さんにいって2歳用の迷路のドリルを買ってきて、鉛筆の持ち方を教え、早速一緒にスタート!どんなにノリに乗せてもつまらなさそうな娘の顔。
鉛筆を持つ手も力が入りません。
ふにゃふにゃの筆圧のない字に、
「はぁぁぁぁぁ~」と重ねるように娘のため息が....!!
みんなの味方!あいうえお表
トイレにも、お風呂にも設置!!明るく楽しく!をココロに刻み、
娘に挑みます。
楽しいクイズ形式にして、字への興味を掻き立てます。
わたし「○○ちゃん、これなーに?」
(りんごの絵と「り」が書いてある部分を指さす)
娘「りんご!」
わたし「そう!正解!このお隣の字はりんごのりなんだよー(^_^)」
娘「ふーん、ねぇママ今日夜ごはんお蕎麦がいいんですけどー」
はい、終了。
ドリルもあいうえお表も全然やる気を見出してはくれませんでした。
わたしは焦っていました。
このまま他のお友達と学習が追い付かずに進んでいったらどうしようと不安になりました。
でもこれはある日を境にアッサリ解決したのです。
娘のヤル気スイッチはコレだった!
〇用意するもの・シール
・可愛いレターセット
・自分でやる鉛筆削りと鉛筆
そうです。
自分でお友達に手紙を書く!
もちろん字が書けない娘は最初絵だけのお手紙交換でした。
ドリルなら鉛筆を持つ手も力が入っていないのに色鉛筆や鉛筆削りをセットにすることで進んで自分からやりたがるようになりました。
娘「ママ、だいすきってどう書くの?」
絵だけのお手紙交換を続けることしばらく娘がわたしに文字の書き方を聞いてきたのです。
まさに、娘がはじめてひらがなに興味を持った瞬間でした。
そこからわたしと娘のお手紙塾がスタートしました。
園の帰りに今日は誰に手紙を書くのかを決めて、はじめにひらがなドリルを3ページやる。(2歳用ドリルでも嫌がってたのに、このお手紙塾を始めてから積極的に!)
わたしが家事や下の子たちのお世話に忙しくしてたら勝手に4.5ページ進んでることも!
そして、おさらいしながら、手紙に書きたいことをしたためていくのです。
仕上げに可愛い便箋にいれ、シールを貼って出来上がり!次の日はルンルンで登園していきます。
毎日は出来ないけど、週に2.3回そんなことをしているうちに
あっというまに読み書きが完璧になりました!はじめて娘がひらがなに興味を持って3カ月目のことでした。
あんなに苦労していたはずなのに娘のヤル気スイッチは案外身近なところにあったのです。
・学習も遊びの延長
・興味がないまま始めない
・興味を持つよう工夫する
好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、
子どもの興味に合わせて学習を絡めていくとスムーズに子どもの心に受け入れられていきます。
女の子ならお手紙ごっこ
男の子なら文字のはいった図鑑なんかだといいかもしれません。
お友達の子(男の子)はポケモン図鑑からカタカナを自分でマスターしたって聞きました。
子どもの心に任せよう!待つことも大切
どうしよう早く教えないとやばいんじゃない?
でも全然興味を持ってくれないんだけど。
そんなわたしを焦りから救ってくれた出来事があります。
「○○ちゃんは絵が上手なの!○○君は足が早いよ!」
うちの娘は字は書けないけど、おしゃべりは上手でしたから、園での様子は良く聞いてました。
「そしてわたしは、お歌が上手なの」
誰かの長所をよく話す娘はもちろん、自分の良いところもしっかりわかっていました。
子どもの世界にはみんながみんな好きなことを好きなだけ伸ばして、お互いにそれを認め合い、尊重し合う。
できないことをできるようにと急がなくてもいい。
まずはできることを全力で楽しもう。
娘がのんびりと構えてくれてたことがわたしを待てる母にしてくれました。
そして、今日、出産のため入院してるわたしに旦那という配達員を通して娘から手紙をいただきました。
子どもの成長はいつどこでどう伸びるのかは分からない。だけど、待つことでグンと変わることがある。
そして、それは学力だとか運動力とかの見た目の成長だけだとは限らない。
まだ覚束ない娘の字には
書きしたたためられた文字以上の
優しさと愛が詰まっていたのでした。