時短勤務で働くママ VS 3人育児とちょいぽちゃ旦那

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時短勤務の保育園入所は不利?実際に点数を計算してみた

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2017/9/15追記

育休中の今、ゆっくり寛ぎながら赤ちゃんのお世話をする。
復帰したらなかなかこんな時間過ごせません。

まぁ時短勤務復帰予定だから、仕事をしても子どもとの時間は大切にしよう。
そうお気楽に考えています。

あれ?実は

復帰したらなんて流暢なこと言ってる場合じゃないかもしれません。

保育園に入ること前提に考えていたけど案外そこからすでに大きな関門が待ち構えているのです。

それが....



あなたの町は大丈夫?
待機児童問題

厚生労働省は、認可保育所などへの入所を希望しながら入れない「待機児童」が今年4月1日時点で2万3167人に上り、前年同期より1796人増えたと発表した。

 待機児童の増加は5年ぶり。今春から始まった子ども・子育て支援新制度で、保育施設の定員拡大が進んだが、入所申込者も大幅に増え、待機児童が増えたとみられる。

2015.9.30読売新聞

そうなんです。どんなに解決策を立てようと、子ども園を増やそうとも、入所申込者は増えるばかり、労働に見合わない低賃金に保育士は減るばかり。

つまり待機児童問題は常に育休明けのママに付きまといます。

わたしの住んでいる地区も待機児童ランキングには常に上位、現に2歳の次女も待機児童。結局抜けることもないまま幼稚園にいきそうです。

入りやすい時期は?
ポイントは?

・4月の入所が1番ベスト
ご存知の通り、3月は卒園シーズン、4月は入園式シーズンです。

0歳児の入所ならこの時期が1番入りやすい!何故なら在籍人数に左右されないから。定員人数まるまるの募集になるので枠が多く、狙い目です。

1歳以上でも見込みはまだ有りです。
0歳児のときから在籍している子はスライド式に1歳クラスにあがるので、残りの定員数を狙う必要があります。

4月は転勤の時期でもあります。誰かが引っ越して退園となれば、その分の枠もまた空きます。

逆にいうとそれ以外の月は人気園の場合、入所はかなり困難。

誰かが退園しない限り、枠がありません。その枠を狙ったフルタイム共働き夫婦の待機児童がいれば時短勤務ママは見込みはゼロに。

・定員数の多い保育園を選ぶ
・0歳児(月齢6ヶ月〜)入所を目的として4月に仕事復帰する
・1歳を迎えた月よりは育休延長してでも4月の時期を狙う

なるべく待機児童にならないためには上記3つがポイントです。

定員の多い保育園を選ぶのはもちろん、どの年齢であっても4月にこだわる必要があります。


時短勤務だと入所は不利?
実際に点数をつけてみた

実際に市役所へいき、保育所入所のための選考基準表を入手しました。
地域によって指数は様々なので具体的に知りたければぜひ市役所に行ってみてください(^_^)

今回はわたしの地域の選考基準表の基本指数からフルタイムと時短勤務どれだけ変わるか確認してみようと思います。

企業勤めのママ

〇被雇用(月~土に5日または月20日以上の勤労)

1日7時間超の就労・・・20点
1日6時間超、7時間以下の就労・・・19点
1日5時間超、6時間以下の就労・・・18点
1日4時間超、5時間以下の就労・・・17点

〇被雇用(月~土に4日または16日以上の勤労)

1日7時間超の就労・・・17点
1日6時間超、7時間以下の就労・・・16点
1日5時間超、6時間以下の就労・・・15点
1日4時間超、5時間以下の就労・・・14点


自営業、フリーランスのママ

〇自営業(月~土に5日または月20日以上の勤労)

1日7時間超の就労・・・19点
1日6時間超、7時間以下の就労・・・18点
1日5時間超、6時間以下の就労・・・17点
1日4時間超、5時間以下の就労・・・16点

〇自営業(月~土に4日または16日以上の勤労)

1日7時間超の就労・・・19点
1日6時間超、7時間以下の就労・・・18点
1日5時間超、6時間以下の就労・・・17点
1日4時間超、5時間以下の就労・・・16点


正社員フルタイム 20点
正社員時短勤務(6H)18点

おや?特にマズイ気もしません。
気になって他の県の基準表をいろいろチェックしましたが、やっぱりフルタイムを10としたとき、時短勤務はその8割くらいの差しかありませんでした。

求職中ママや育休中ママを救うのが調整指数


さらに選考基準には調整指数というものがあります。
わたしの地域だと

就労ママ、求職中のママの調整指数

〇就労2年以上、月140時間以上の就労、最低賃金以上の申告が確認できる場合【+2】
〇就労場所が居宅内の場合【-2】
〇時給換算した場合の賃金が最低賃金未満【11】
〇自営業者・内職者で営業収入の申告がある場合【+1】
〇採用予定証明あり、勤務内容予定証明あり【-2】
〇採用予定証明あり、勤務内容予定証明なし 【11】
〇採用予定証明、勤務内容予定が自己申告のみ【6】

どれだけ家庭保育が困難かをいろんな面から考えて加点、減点をする、それが調整指数です。
求職中の場合でもすでに内定がでて勤務証明が出せれば基本指数から調整指数-2点、内定が出ても勤務証明がない場合は基本指数の点数がもらえないかわりに11点付与されます。

育休中の場合においても勤続年数、勤務先(自宅かどうか)でも調整が入る場合があるので要チェック。


育休中ママの調整指数

〇育休を取得して退所した保護者と児童が育休から復帰する場合【+2】
〇育休明けの1歳児以上の入所の場合【+2】
〇育休中保育継続児童の転所希望の場合【14】
〇入所でき次第育休から復帰する場合【-2】

育休を取得したママの調整指数は極めてシンプル
働く意志の強さが要です。

実は育休を取得して復帰前に退職しちゃうママもいるのが現実。
ちゃんと復帰するのかな?待機児童の多い地域だとこの調整指数は極めて厳重なものになりつつあります。

専業主婦だけど出産を控えているママ

専業主婦でお家にいるんだけど、第2子以降を妊娠中
大きなお腹に、家事育児、とてもじゃないけど上の子ケアがしんどくなるときがあります。

働いてなくても認可保育園に申請できないかしら?
その時は基本指数でも調整指数ではなく、認可園の一時保育に申請することができます。

産前産後は二人目以降だとすごく大変。

わたしの専業主婦の友人は夫が単身赴任中3人目を出産。
産前産後は、一時保育という形で上の子を認可園に入所。通院期間は入院期間はとても助かったといっていました。

上の子ケアをしながらのマタニティ生活。産前産後が不安なママ。
ぜひ、一人で頑張らずに市役所に確認してみてくださいね。

疾病・傷害・介護の問題を持っているママ

〇社会生活に著しい制限あり【+3】
〇社会生活に一部制限あり【+2】
〇就労等していない同居者がいる場合の介護や、別住の2等級以上離れた親族を介護する場合【-2】

自分または親族が社会生活において不便な病気や傷を負っている場合は加点
ただし、その中に働いていない元気な親族がいたら減点

例えば義母の介護かなんかで専業主婦をしてたとしても、二親等以上に元気な無職の親族がいれば減点になってしまいます。
この場合、自分が仕事をしていたとしても、介護を理由に加点は見込めません。

疎遠である親族のことも証明しなければならない。介護社会の溝は今ここにあります。

母子家庭、父子家庭

いろんな事情があって一人で子育てしなければならないこともあるでしょう。

〇ひとり親とみなす場合(離婚調停中、内容その他)【+18】

育児にお金はつきもの。
働かないと生きてはいけないからこそ、その環境づくりは大切です。

認可園に入りやすいだけでなく、保育料や生活補助の面でもサポートがあるはずなのでまずは市役所に相談してみるのをおすすめします。


大まかな調整指数はこの通り、
細かくいうと60歳未満の元気な親族や父母が同居人でいたりすると減点【-6】
など、地域や待機児童の度合いによって調整指数は様々。

いずれも、激戦区の場合だと入所の明暗を分ける重要な指数ともいえるでしょう。
ちなみよくありがちな兄弟、姉妹加点はわたしの地域にはありませんでした(子だくさん地域)

優遇指数

基本指数、調整指数のほかにも
優遇指数というものがあって、点数にはならないけれど優遇措置がなされる事例があります。

優遇指数は、だれかと同点の場合に優遇される基準になる指数です。


育児休業中で兄弟姉妹が在園している園への申し込み
〇兄弟姉妹が在園している園への申し込み
〇兄弟姉妹が同時入所希望の申し込み
〇未就学児が多い世帯
〇土曜日の出勤がある保護者世帯
〇認可外、一時保育利用
〇親族のいない者
〇過年度にも申し込みがあり
〇前年度の住民税額が低いもの


優遇措置は、年収・家族構成・勤務状況からどれだけ認可園を必要としているかを判断します。
年収もあって土日祝祭日お休みの一人っ子なら、認可園でなくて私立保育園の検討をされるべき。

市役所の人は、実はここまで想定しながら保育園の点数配分をしています。

フルタイムも時短勤務もさほど変わらなくないですか??

つまり、

【フルタイム復帰も時短勤務復帰も気にするほど変わらない】

・勤続年数が長い(調整指数)
・子どもが多い(優遇措置)
など、

通常の基本指数にプラスになる調整指数があればむしろ有利になる場合もあります。

ちなみに我が家の場合、
旦那フルタイム20点+2点(調整指数)
わたし時短勤務18点+2点(調整指数)
合計42点

一般的な難関ライバルは
勤続年数2年以上の共働きフルタイム
合計44点その差2点です。

0歳児枠で4月入所の申込ならそれなりに入所できる点数差かなっと感じています。

ただし、超激戦区だとこの2点の差が命運を分けることも!

地域によっては兄弟姉妹点が加点されるところも多いのでその場合、子沢山なら入所はより楽かもしれません。


我が家の失敗談

・11月生まれ〜早生まれは要注意

保育園入所はほとんどが生後6ヶ月〜
まれに生後3ヶ月〜の保育園もあります。実はそれをちゃんと把握してなかったわたし。

長女12月生まれ、次女は2月生まれ
産後すぐの4月入所は幼いから無理と判断、その後一年の育休明けは中途半端な月で結局待機児童に..σ^_^;

区切りの良い一歳を待つよりも、入園月、異動や転勤の増える月等、入所のしやすい月を選択して早め早めに申込するのが得策です。

もっと事前にリサーチ、市役所に相談しておくんだった!と後悔しました。

・辞職→転職の場合の勤務証明書の差し替えは早めに!

保育園の内定を出す前に、勤務状況の確認のため市役所から会社に電話をかけることがあります。

申込を出したときはA社にいたけど、その後B社転職した等の場合、勤務証明書の差し替えをうっかり忘れてたらさぁ大変!

我が家は長女の待機児童中、旦那が転職し、この事態が起こりました。
待機児童が長かったのもあり古い勤務証明書のまま役所に放置。

前の会社から連絡がなければ、旦那は辞職しただけの事実が残り危うくニート扱いに( ̄◇ ̄;)
ごっそり−20点失う上、あやうく長女は一生待機児童のままでした。

想像しただけでも冷や汗です。

辞職した後は速やかに、転職した会社の新しい勤務証明書を提出しましょう。


まとめ

いろいろ不安な職場復帰!
仕事と育児の両立だってドキドキ!

せめて我が子だけは安心できる保育園にきちんと入れてあげたいものです。

4月入所を視野に入れてみましょう
自分の地域の選考基準点数を確認してみましょう(^_^)

自分の点数と、保育園の定員数を把握すること。有効的な調整指数をみつけることが、保育園入所のためのキーワードです。


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