「噛んだらダメ」
「殴ったら痛いよ」
「叩かれたりキックされたらどんな気持ち??」
暴力的な子を前に、親はもちろん周りや保育園の先生もやきもきしています。
今日、こんなエントリーをみました。
自分の子に意地悪する男の子を強く叱ったお話。
よその子を叱ったけど、この子のお家はどうなんだろう?
はたしてその子に真意は伝わったのかな?
問題提議してくれる記事でした。
お父さんの対応はすばらしいと思います。
お友達に殴られて悲しい思いをした娘さんもパパの存在をすごく頼もしいと思ったに違いません。
叱られた男の子は一体どう感じたんだろう。
問題児は誰のせい?と定義されているように、この手の問題にはいつもしこりが残ります。
すぐに手が出る子供の親ってどういう教育してるんだろう?
愛情不足の表れなんでしょ?
複雑な家庭環境がそうさせるのかしら??
今日は、暴力的な子を持つ親の目線から記事を書きます。
すぐ手が出る娘~我が家はこんな家庭です。
次女4歳はとにかく暴力的かんしゃくは激しいし、負けん気が強いのが不安です。
欲しいおもちゃを譲ってもらえなかったとき、
悪ふざけが過ぎてセーブが効かなくなったとき
誰かとの口げんかの果てに・・・
すぐに手が出る、足がでる・・・。
お姉ちゃん(6歳)は姉妹喧嘩の末に何度も蹴られて泣かされているし、
まだ言葉を理解できない弟(1歳)は、無意識に次女のおもちゃを取っては突き飛ばされています。
優しいパパを前に、かまってほしくて、何度もおしりめがけてパンチを繰り出します。
「こうしたらダメでしょ?」
「痛いでしょ?」
「殴るのではなく、ちゃんと言葉で伝えようね」
時にはやさしく
時には諭すように
時には厳しく
時にはもっともっと厳しく
いろんな方向から娘をしつけてきましたが、どうやら本質の気の強さや悪ふざけの度の越え方は直りません。
それ以外は至って普通の4歳児
パパもママも揃ってる
共働きだけど、19時にはみんな家に集まっている
一緒にお風呂も入るし、一緒にご飯もたべる
確かに子どもは3人いて対応に偏りはあるかもしれないけれど、与えられるだけの愛情もしつけも、意識して平等に行ってきました。
「子どもの暴力的な性格、すぐに手が出る性質は親のせいだ」
とよく言われるけれど、親であるわたしは決して放任してるわけもなく、
どうしたらいいか思い悩む現状です。
すぐ手が出る子供の対処法~他人が叱る効果
娘の場合、わたしの諭し方や叱り方にはもう慣れてしまっています。
そしてやっぱり、理性より感情が表立ってしまいます。
そもそも、トーク力がまだないので感情表現は主に動作がメインです。
怒ると手が出るのは前出のとおり。
楽しいときは変顔をするし、誰かを笑かしたいときはすぐお尻を出します。
喜怒哀楽の表現がダイレクト
娘は怒った時だけでなく、すべての感情がただただ態度に浮彫です。
私もつられて一緒に変顔だってするし、
お尻こそは出さなくても、そんな娘の様子には娘の意図通りに笑ってしまいます。
娘の感情の全てに寄り添ってあげたいけれど、
怒ったときにでる暴力的な部分は是が非でも制御しつづけなくてはなりません。
わたしは今後も娘のこういった部分には根気強く向き合っていくつもりです。
反面、そんな親と子の絆の深さが、子供のしつけの妨げになることもあるでしょう。
わたしの叱り方、怒り方は見慣れているし
結局は、理性や言葉よりも感情が先に態度に出ます
何より、絶対に見放さないという信頼関係が娘の悪さを助長させるときもあるのです。
「親のせい」「親なんだから」とに向き合い続けたわたしが気づいた驚くべき事実
親以外が叱る効果
・子どもがハッとさせられる
・ショックを受ける
・そして忘れない
めったに怒らない親戚のおばちゃんに叱られたときに、娘が一瞬にしてシュンとなりました。
いつもなら叱っても「大嫌い!べーだ!」がテンプレート
最後まで往生際の悪い娘がこのときばかりは、指を咥えてきまずそうにしています。
それからというもの、娘は同じ状況で同じ悪さをすることはなくなりました。
他人の子でも叱ってほしい、教えてほしい
先生「今日お友達と喧嘩して、腕をひっかかれてしまいました。すみません」保育園の先生の報告がありがたい。
わたし「いえいえ、相手のお子さんは大丈夫でしたか?こちらこそすみません」
謝るきっかけ、園での様子を聞けるから。
わたし「ほら!危ないよ!小さい子もいるんだから」
滑り台を逆走しようとする知らない子にもわたしは注意します。
もし、私の目の届かない場所でうちの子が同じようなことをしてたら、見てた大人の人にも叱ってほしいから。
わたしの目、周りの目
わたしにはすぐに手が出てしまう暴力的な娘がいます。
わたしも根気強くしつけていきます。
なので、ぜひ自分以外の子どもが間違ったことをしているのを見かけたら
勇気を出して注意し、叱ってやってください。
きっと娘はいい子になります。
わたしの目、周りの目
暴力的な子どものようすは、親や家庭環境のせいだけとは言い切れません。
間違ったことをした子供を間違いだと指摘するほんのすこしおせっかいな大人が増えてほしい。
娘にとってそれは気づきになるし、今まで一人思い悩んでたわたしの気持ちも幾分晴れる気がするのです。
おわりに
親とは違う大人の人に叱られたときその子どもはどう思うでしょうか?
恥ずかしくてでも懲りてなくてヘラヘラする子もいるかもしれません。
ビックリと怖さで一気にシュンと落ち込む場合も多いでしょう。
いずれにしても子供の経験として記憶される出来事になるはずです。
今後の行動に反映する気づき、学びになるとわたしは信じたいです。
すぐ手が出る子供は親のせい?
一般家庭、細部まで目の行き届かない我が家ですが、子供にたいしては愛情をかけて接しています。
だからこそ、「親が」「家庭環境が」という風習が怖くて
一人思い悩んでいました。
時に親が叱るときよりも他人が叱るときの方が効果があり、その衝撃こそが学びになります。
我が子もよその子も愛情深く叱ろう!
娘の経験を受けて、わたしも愛情深く地域の子どもの成長を見守ろうと決意しました。