幼稚園についた車の中で娘は泣き出しました。
今日は月曜日、週末を家族ですごしたのがさらに娘を寂しくさせたのかもしれません。
4歳のときに保育園を卒園。
去年4月に幼稚園に入園してから今日まで娘が登園をしぶって泣いたのは初めてです。
いつもなら聞き分けの良い長女の異変が気になってわたしは仕事に遅れる覚悟で娘の話を聞いてみることにしました。
「わたしも早く帰りたい」預かり保育の実態
共働きの我が家は幼稚園と幼稚園に併設されている預かり保育(延長保育)を利用して子どもを登園させています。〇幼稚園の預かり保育とは・・・
預かり保育とは、幼稚園が通常保育以外の時間に保育を行う制度です。
時間:主に幼稚園を終えた14:00以降からの保育
おやつ:有 お昼寝:無
土曜保育:可(お弁当持参)
月額2,500円~3,000円程度(むすめの園の場合)
〇幼稚園の時間は
8:15~14:00
朝の会のあと、みんなでお歌を歌ったりサッカーをしたり工作をしたり設定保育を楽しみます。
給食またはお弁当を食べ、片づけ・お掃除を終えたら帰りの会
お母さんやお家の人がお迎えにきて半数のお友達はそこで帰ります。
早くお家に帰るということでそのグループは【カエル組さん】っていうみたい。
〇幼稚園を終えたあとの預かり保育(にじ組)
14:00~18:30
〇さらに延長保育の場合
18:30~19:00
娘を含めその時間にお迎えのないお友達はそこから担任の先生が変わり、幼稚園の設定保育から預かり保育にシフトチェンジします。
幼稚園なら春休み、夏休みがありその間は自宅保育になるのが通例。
預かり保育は幼稚園が休みの日は保育を朝から実施してくれるのが最大メリットです。
当然日曜日、祝祭日の保育はありませんが、それでも仕事に夏休みも春休みもない我が家には朗報でした。
地域よっても預かり時間、延長時間はそれぞれ。うちの子が通ってる幼稚園は19:30まで預かってもらえます。
会社の終業は18:00。車を飛ばしてもわたしが幼稚園に到着するのは大抵18:30をまわってるのがほとんど。
「わたしもカエル組(14:00お迎え)になりたい」
「3時で4時でもいいから早くお迎えにきてほしい!!」
「5時でもいいからぁぁ。。。涙」
共働きで働く我が家。
わたし自身現在フルタイムのため娘が精いっぱいに譲歩してくれた5時にすらお迎えすることはできません。
どうにか今日だけ早く帰れないかな
今日休めないかな
せめて1日だけでもどうにかならないかな
わたしは会社に出す言い訳を探していました。
でも考えれば考えるほど仕事を抜けることは難しい。
結局今をなんとかしたところで、これからずっと続く預かり保育を前に、それはムスメにとって一時の慰めにもならないことに気が付きました。
きっと一度カエル組を味わった娘は
次の日の14:00、お迎えの列にわたしがいないことを知って余計に悲しくなると思うのです。
幼稚園の預かり保育は寂しい。共働きが辛い
・お迎えにくるお友達とママの楽しそうな姿を目の当たりにする・設定保育ではない自由に遊べる時間だから時々家族を思い出す。
・暗くなってく外、少なくなってくお友達、教室が広くてさみしい。
寂しい、が可視化する
雰囲気をみて、隙間をみて、情景をみて
寂しさは募るのでしょう
最後は口をへの字に曲げて、振り返ることなく教室に入っていく娘を見送った車の中
わたしは娘の気持ちを想像して胸が痛くなりました。
パートタイムなら変わるのだろうか
もっとフレキシブルでアットホームな職場なら変わるのだろうか
仕事辞めたら変わるのだろうか
共働きが辛い。
夕方家事の過酷さのせいじゃない、ドタバタ育児の大変さのせいじゃない
寂しさが募って溢れる子どもの涙が、わたしの心をぎゅっと締め付けます。
おわりに
会社の休憩時間に思いあまって今日この記事を書きあげています。状況はまだ解決していませんし解決のめどもたちません。
当然のように娘は今日もカエル組ではないのです。
お迎えしたら、車に乗る前にちょっと散歩してみようかな
いつもは行かないコンビニでおやつを一緒に選ぼうか
夕飯は鍋を用意してきたけど、せっかくだから娘の好きなシチューを作ろう
共働きのわたしの葛藤は続きます。
関連記事