1日1回は確実!多いときには1日3回!
我が家で起きるハプニング!
そう、それは、
兄弟喧嘩!!実際には娘なので姉妹喧嘩というのでしょうか?
長女は4歳、次女2歳。口達者なお姉ちゃんに遊びの権限を握られ、イライラする次女ちゃんは口より先に手が出てしまいます。そうなってくると、長女だって負けてはいません。
男の子は、女の子は、とは言いますが子供にとって、喧嘩はいつでも取っ組み合いの殴り合いです。
さらに大変だと感じるのは
子供は何をやらかすが予測不能な所。
反抗期に入った娘にイライラまかせにご飯をひっくり返されたこともありました。
運転中にまさかの後ろから
「だ〜れだ!(≧∇≦)」と目隠しをしてくることがありました。
風呂場の石鹸箱に嫌いな野菜が隠されていたことがありました。←これはちょっと笑えたσ^_^;
理由があってか、イタズラあってか
子どもが思いたってやることはいつも大人にとって理解不能。
子どもだから仕方ないのは承知。だけどやっぱりそこには必要なことがあります。
素直に謝ることは
ありがとうと同じくらい大切
「ごめんなさい」この言葉は「ありがとう」と同じくらい大切だと思うのです。いろんな場所で、お母さんが子どもに
「ありがとうは?」と促す場面をよく目にします。
プレゼントをもらったとき
子ども同士での譲り合いが出来たとき
大人に良くしてもらったとき
側にいる親はそんなとき自分の子どもにありがとうを言わせるのは良くあること。わたしもいつも心がけています。
ですが、
子どもが悪いことをしたときはどうでしょう?
誰かを傷つけたり
失礼なことを言ったり
迷惑をかけたり
親は子どもより先に謝ってしまいます。
さらに子どもに「ごめんなさい」を言わせる前に
相手側も「いいよいいよ」と許してしまうことも多いのです。
受け手側にとっても「ありがとう」は待ってでも聞きたいけど、
「ごめんなさい」を聞くのはやっぱり気落ちしますもんね。
ごめんなさいを言う機会やタイミングってあまり無いのが現状です。
【感謝】という字は謝る、感じることで生まれるものです。
素直に謝るまでことができる子は
たくさん感謝できる子につながります。
「ありがとう」と同じくらい、「ごめんなさい」は大切なのです。
素直に謝る子供に育てる
5つの方法
1. 何が悪いか説明をする
お友達を傷つけたとき、悪戯心で人に迷惑をかけたとき、悪気はなかったけど結果的に迷惑をかけたとき、どうしてこれはいけないのかを説明します。
「○○ちゃんも、こうされたらどんな気持ち?」と相手の立場で考えるよう話しをしていきます。
2. 泣いても謝るまで待つ
子どもにとっても謝るのは悔しいです。
謝りたくないときだってあります。
それは悪さをした行動の裏に必ず理由があるから。
先に意地悪なことを言われてカッとなったからぶった。
構って欲しくて悪戯をした。
理不尽だと思い、悔しくて泣いてしまうことがあります。それでも敢えて謝るまで待ちましょう。理由があっても、ダメなことはダメのまま。
子どもの世界でも大人の世界でも理不尽だと感じることはよくあること。
自分が折れること、別の解決策を考えることは大切です。
3. 謝ることが出来たらしっかり褒める
「よく謝れたね、ほんとは○○な気持ちだったんだよね。ちゃんと分かっていたよ。でも謝れて偉いね。」
悪いことをした子どもなりの理由もちゃんと分かってたことも伝えます。
謝ることが出来たら、しっかり褒めてあげましょう(^_^)謝ることは決して負けでも恥でもないことなのだから。
4. 親も子どもに謝る
間違って怒ってしまったり、忘れものをしたり、約束を守れなかったり。
親だって人間。失敗することはあります。
そのときは相手が子どもでもちゃんと謝るようにしましょう。
5. 軽口のごめんなさいは見逃さない
ある日長女が、謝れば済むと思って、わざと妹を突き飛ばした瞬間に「ごめんなさーい」と言ったことがありました。
気持ちから出た言葉ではないのは明白です。
呼び出して母と子ども、2人きりの状態で、1に書いたことを繰り返します。
2人きりで話すことで、よそ見も出来ず、言葉はしっかり子どものココロに打ち込まれていきます。
そして子どもが理解出来たらまた改めて謝りにいきます。
軽口でのごめんなさいは見逃してはいけません。
ジジババには、よく厳しすぎると言われます。
でも謝るって悪いこと?子どもが可哀想?自己否定に繋がる?
わたしにとって謝ることは子どもを否定するものではなく、むしろこの子が1人の人間として物事を考えるきっかけになる、肯定的なイメージが強いのです。
素直に謝ることが与える効果
1. 善悪がわかる
当然ながら、悪いことと良いことの善悪がわかるようになります。
食べ物を粗末にしてはいけない。
おもちゃは投げちゃいけない。
当たり前のことが当たり前に理解できるようになります。
2. ひとの痛みがわかる
叩かれたら痛い。仲間外れにされたら悲しい。
自分が以前やってしまったことを
相手の立場になって考える→謝るを繰り返していくことで、人の痛みが分かるようになります。
すると、自然と相手を思いやる子になっていきます。
3. 悔しさをバネにするようになる
謝りたくないけど謝る、こんなの理不尽だ!と感じた経験は誰にもあります。
この経験はいつか別の力になります。
ズルい友達に構わない力、自分なりに勝つ方法を考える力、悪い事にならないために先を読む力。
悔しい思いをした分だけ、そこから何かを学ぶことに繋がります。
4. 相手を許せるようになる
自分が謝る、ということをしっかり出来るようになると、逆に相手が謝る場面になったとき「いいよ」が言える子になります。
普段から謝ることの大切さを知っている子どもは、自身がごめんねを言われる立場になっても、優位に感じたり、威張ったりすることはありません。
謝る相手の気持ちも分かるから、許すことが出来るようになります。
ある日、娘がお友達と遊んでるときにこういうことがありました。
流れで娘をおぶったお友達がバランスを取りきれず後ろから倒れてしまったのです。
お友達もわざとじゃありません。「ごめんね。」というお友達に
下敷きになった娘は痛さで泣くよりも先に「いいよ」と言ったのです。
自分の痛みや、辛さを置いて相手を許すことが出来るのは本当の強さです。
ほんのちょっとの場面から娘を誇らしく思えた瞬間でした。
素直に謝る子供に育てる
注意すること
怒りっぱなしにはしないたくさん褒めてあげる
必ず「ごめんなさい」言えた後にはよく、言えたねと抱きしめてあげることを心がけています。
同じように、「いいよ」が言えたときも思いっきり褒めてあげます。
謝る立場、謝られる立場
それが言えた時点で課題はクリア!!
たくさん褒めてあげましょう。
謝る、謝られる経験は失敗体験ではなく、ちゃんと出来た!言えた!の成功体験なのです。
まとめ
ある日レストランで急に立ち上がった娘の腕を引っ張り、座らせたことがありました。すると娘が
「ママ痛い!我が身をつねって人の痛みを知りなさい!」
と日頃わたしが使っている言葉で注意を受けてしまったのです。( ̄◇ ̄;)
「ごめんなさい」という私に、「いいよ(^_^)」という娘
すっかり立場が逆になることもしばしば、だけどお互いが対等に向き合えるこういう瞬間もアリかなと感じます。
素直謝る子にする方法、
それは親も含め周りが素直に向き合い、
説明、褒める、を徹底すること。
謝ることと許すことの成功体験を繰り返すことにあります(^_^)