忙しい中で作る自分の時間が楽しいのです。
当然朝は子どもの朝ごはんや自分の準備でバタバタ。
日中は次から次へと押し寄せてくり仕事の波に乗るのに必死。
帰宅後は子どもが寝るまで大恐慌だし、寝かしつけ中にうっかり寝落ちしてしまったりと毎日同じようなサイクルで過ごしています。
何の変哲もない毎日
成長してるのか立ち止まってるか分からない。
なのに若い頃のように新しいことに挑戦する勇気も気力も時間もありません。
わたしがわたしのために使える時間はいつあるのだろう。
もしあったとしたら何をしたらいいんだろう。
そんな初歩的なことから躓くようになりました。
そんな日々を過ごしてるアラサー主婦が読書にハマって世界が変わりました。
現実世界に少し飽きたら、文庫本の世界で心を少し沈めてみるのをおすすめします。
イニシエーションラブ
甘酸っぱい恋物語です。
冴えない男の子の心情
すこし小悪魔的な女の子が見せる可愛さ
これを読んだだけで女子力が上がる!と言われているほど、文庫本なのに女子のためのハウツーがふんだんに盛り込まれてます。
複雑な男女の心情の変化に読めば読むほどキュンキュンしたり涙したりどんどん引き込まれていきます。
恐ろしいことにこの本は
最後のページの最後の二行で読者を見事に裏切ります。
絶対に映像化できないといわれていた小説でしたが映画化されたときのヒロイン役に元AKBのあっちゃんが出ています。
文庫本を読んだあとに映画をみましたが完全に適役でした。
文庫本、映画ともにおすすめです。
ようこそ我が家へ
相葉雅紀の連ドラで一気に有名になりました。
ドラマもドキドキでしたが、文庫本の世界はもっとリアルでもっと詳細でもっと恐ろしいです。
本って分かっているのに怖くてページがめくれない。
フィクションって分かっているのに今自分がいるこの空間が怖い。
読みながらこの世界観の一部に自分がいるような錯覚が起きます。
池井戸潤さんの本はいろいろ読んできましたが、彼は人間の恐怖、焦り、怒り、葛藤の負の感情表現が秀逸です。
ドラマ半沢直樹の原作となった「オレたちバブル入行組」
阿部寛が主演の「下町ロケット」
働くことは辛い、理不尽なことの連続だけど、ここに居続けることで何かが変わるのかもしれない。
わたしと子育てと仕事の両立は大変だけど、いつも池井戸さんの本にわずかな光を見つけて今を踏ん張ることができます。
高校入試
あなたが人生の中で一番頑張った瞬間はいつでしたか?
そしてそれは今あなたの人生にどう関わっていますか?
今は昔よりも学歴格差が大きい。
高校入試や大学受験に向けて躍起になる学生が増えてきました。
入試をぶっつぶしてやる!
湊かなえさんの作品は現代社会の裏を見抜いてを見事に裏切ることからストーリーが始まります。
ツイッターやSNSが盛んなものに対する裏切り小説として
「しらゆき殺人事件」は映画化になるほど斬新な展開でした。
自分がいま立っている場所を壊すことは決してできない。
だからこそぶっ飛んだ発想でありながらもスカッと疑似体験できる湊かなえさんの作る世界はおすすめです。
百田直樹は苦手だった
本を選ぶとき、時間のないわたしはとりあえず本屋のゴールデンラインもしくはおすすめスポットにある本を片っ端から手に入れます。有名な百田直樹さんの本を何冊か読みましたが、いまいち世界に入り込めませんでした。
地味顔で冴えない人生を送った主人公の女性が意を決して全身整形。昔から好きだった男と結ばれるために必死に画策します。
百田直樹さんの作品は所々のシーンがエロくてキャッチーですが、フランス映画のような悲しいエンディングもしくは読者の判断に委ねる始末が多い気がします。
始末の深いという意味で似ている絵本「大きな木」は、深く悲しく、そんな中でも幸せとは何かを小さな子供心にも訴えてきます。
文庫本よりこちらがおすすめです。
わたしの自分タイムは1日に10分~20分しかない
・寝る前の10分・仕事休憩でご飯を食べた後の10分
ハマるには足りない、だから明日が楽しい
たった10分しかない自分の時間をただ休めるだけに使うのは勿体ない!
本は刺激になり知識になり明日への活力になりました。
普遍的な毎日の流れでもたった10分の自分だけの時間を好きなことに使うだけで1日全てが報われた気がします。
もっと今日を楽しもう!
繰り返しの毎日にうんざりしたら10分間、自分の好きに費やしてみることをおすすめします。