長女のときはフルタイムで復帰
次女のときは時短勤務で復帰
なので、今日はフルタイムと時短勤務を経験したわたしが敢えて、時短勤務のデメリットを公開してみようと思います。
時短勤務のデメリット
1. 給料が下がる
簡単に説明するとフルタイムのときより給料は¥40000〜¥50000くらい下がります。
時短勤務を予定していて、大体の自分の給料がいくらになるか気になる方は、今の基本給を時給にかえると分かりやすいです。社会保険料や住民税を引くを忘れずに(^_^)
基本給÷(8時間×所定日数)=時給A
A×6時間×所定日数−各種控除=見込み時短給与額
当然ながら2時間短くなるということはその分の時給が引かれます。
これだけではありません。引かれる社会保険料や住民税額はフルタイムの時と変わらずそのままの可能性があります。
もし、3ヶ月平均で2等級下がっていれば保険料の金額は変わるので、その時はぜひ申請してください。(月額変更届を日本年金機構へ提出)
6時間勤務は、残業をした場合、会社が多く税金を国に払わなくてはいけません。経理の厳しい会社では基本残業は厳禁となります。
つまり、各種控除と残業厳禁を踏まえるとフルタイムより格段と稼ぐチャンスを無くしてしまうのです。
2. キャリアアップが遅れる
産休期間中、育休期間中、さらに育児短時間制度を使って時短勤務での復帰。当然ながら、
その間ずっとフルタイムで働いてる同期や後輩がいます。
どちらか1人を昇格させるとしたらどうでしょう。
もちろん社会貢献の度合いから後者が昇格する可能性が高いでしょう。
また、どんなに一生懸命働いていたとしても、周りに迷惑をかけてしまう事態は発生します。
・早めに帰宅すること
・保育園からのお呼び出し
・学校行事による年休消化
仕事にやりがいを感じていても、上司からしたらまだ、育児中ママは気を使ってしまう対象の1人です。
良い意味でも悪い意味でもこの段階で昇格をさせることは結局子育てとの両立に支障をきたすかもしれません。
結局のところ、傍から見ても自分自身に問いても時短勤務中のキャリアアップは難しい。
どんなに一生懸命働いたとしてもフルタイムで頑張る人材を目の前に気が引ける気がしてなりません。
3. 周りの視線がきになる
実体験としてわたしが自分自身の中で1番辛かったことです。周りの視線、周りのわたしへの評価が気になって仕方ありませんでした。
どうせ子育て世代だから仕方ない、そんな風に思われるのが嫌だったのです。
そう思われるのが悔しくて無理して、お昼を早く切り上げたり早朝出勤をしたりしました。
でも結局はそれも、周りの評価を期待しているという証拠。
自分らしい働き方を忘れがちになってしまいます。
周りを気にするあまり、自分のことを見失ってしまっては意味がありません。
4. 退職したときの退職金に影響する
時短勤務で働くママだけでなく、産休、育休をとった全てのママは要注意、
産休・育児休暇は退職時期と退職金に影響がでます。
通常、退職金は10年、15年、20年と一定の勤続年数で大きく額が跳ね上がります。
退職金は入社してからの勤続年数ではなく、実質労働年数で計算します。
例えば2010年入社、10年後の2020年に退職するとして、そのうち、1年半産休と育休で休んでいたとしたら、
実働年数は8年6カ月となり退職金が上乗せとなる10年目には満たないため、僅かな退職金になる可能性があります。
また、その期間中、時短勤務で働いていた時期も実働年数に加算されません。
退職金が満額ではない、または退職金の計算式が通常と異なる可能性があります。
もし、退職が頭によぎったら自分の実質労働年数を計算して区切りの良い時期を見計らうことが大切です。
その際は会社の退職規定、退職金の算出方法を人事に確認してみるといいかもしれません。
フルタイムの魅力
フルタイムの魅力それは金銭面での充実はもちろん、バリバリ働く女性は頼もしくてカッコイイことにあります。家庭ではママの顔、妻の顔
仕事場では、頼ってくる後輩や信頼してくれる上司
責任ある役柄が多いと
やりがいを感じる場面を多い。
かなり濃縮された時間に充実感を感じるはずです。
時短勤務もフルタイムも
どっちも魅力的
フルタイムは魅力的です。ただ時短勤務も同じく魅力があります。
時短勤務のデメリットは考え方次第でいくらでも解決できます。
(関連リンク参照)
家族と過ごす時間を得ることは何にも変えられない貴重なもの、
お金やキャリアを置いて、家族は無条件に自分を高めてくれます。
女だらけの職場が嫌だを解決!注意すべき危険人物4タイプと攻略法はこちら
時短勤務の働き方〜完璧な100点より適度な80点を目指そうの記事はこちら
もし、ひとつだけフルタイムにかなわないものがあるとしたら
子育てと仕事の両立をこなせた場合の
達成感と成長率です。
限られた時間をいかに密に有意義に過ごすことが出来るかが課題のワーママ事情。
もしどちらも満足にこなせるようになったとしたら、フルタイムママは誰よりも大きな達成感を感じ、誰よりも成長したことになるでしょう。
まずは一つ一つを丁寧に真面目に過ごしてみよう。
どんな勤務区分であってもそれが基本で何より重要です。
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