だけど忘れたくないから記事に書き起こしました。
わたしはずっと自己中な人間でした
わたしは結婚するまでずっと自分中心的に生きてきました。自分の好きな服を気分のまま買い漁り、
明け方過ぎまで友達と飲み歩き、
「お誕生日は〇〇じゃなきゃ嫌!」
当時彼氏の夫にも我儘を言う自分が1番かわいいと思っていました。
楽しく幸せな人生を送りたい
自分だけを軸にしてその基盤に自信をもって過ごしていたのです。
新入社員なのに妊娠しました
そんな自己中なわたしに転機が訪れます。単刀直入にあらすじを説明すると、
わたしたち夫婦はデキ婚しました。
華の大学生活を卒業して、トレンドがはびこるデパートに就職
ますます自分のおしゃれや好きなことを楽しめる、と思った矢先に、
わたしの妊娠が発覚します。
新入社員で社会的地位も何も築いていない。
そんな中妊娠→結婚をしたわたしは、
〇どんどん大きくなっていく自分の身体に合わせてお気に入りの服が次から次へと着れなくなりました。
〇大好きなお酒は飲めないし、腫物扱いの職場も相まって友人にもなかなか会えなくなりました。
〇我儘ばかりを言って困らせた彼氏はもう夫、
負担をかけるどころか生活も家計も一緒に協力しあって乗り越えていかなくてはいけません。
こんなはずじゃなかった
正直そのときはそう思いました。
出産を機に人生が一変しました
・TVを見てるときにぽこんと動く胎動にわが子と感情を共有してるかのような錯覚を覚えた
・陣痛がきたときは
やっと会える!と痛みより先にワクワクした
・娘の産声はけたたましくそれでいてたくましくて
どういうわけか私まで大きな声を出して泣いた
たるんだおなかも、ヨレヨレのTシャツもどうでもいい
この子さえ幸せになってくれたらほかには何もいらない
わたしはこれまで自分が主役の人生を夢描いていましたが、
出産を機に人生が一変しました。
子育てに奮闘する母としてわが子の
人生の名脇役になりたい
と思うのです。
自分の服より子供の服を選ぶのが楽しいし、
ようやくの休みは友人の誘いを断って体力のいる家族レジャーへと出かけます。
節約飯を美味しそうに食べる夫に隠れてガッツポーズをかまします。
そんな日々も悪くないな、なんて
むしろ自分を誇らしく思ってしまうから不思議です。
今日この記事を書こうと思ったきっかけ
実はわたしの親友が、先日待望の一子を出産しました。・バカもアホもずっと共有してきた
・双子に間違われるくらい一緒にいた
・性格も同じくいい加減
「わたし、適当な性格だから子育てちゃんとできるかいろいろ不安なんだけど~」
そうおどけながら笑顔で語るその親友は、
妊娠中、丁寧に赤ちゃんの成長記録を話してくれました。
大きくなったおなかを優しくさすりながらようやく臨月にたどり着きました。
淡々と話す出産劇は、やっぱり壮絶です。
出産後も、ミルクの量や赤ちゃんの様子が気になってドキドキしています。
にこやかに晴れやかに話す彼女はすでに、
素敵なママになっていました。
彼女が話してる間、彼女の子供の顔を見た瞬間
何度も泣きそうになる自分を堪えるのに必死でした。
「大好きなあなたの名前からこの子の名前付けたよ」
彼女から急にきたメールの内容に結局号泣したのはここだけの秘密です。
新しい命の誕生には
たくさんの奇跡があって、たくさんの想いがあって、たくさんの感動があるものです。
自分の何を犠牲にしても子育てを続けていけるのには、そんな感情の深さを体感した母だからこそのことなのでしょう。
のちにそれは連鎖し、夫や周りのサポートへと繋げていく役割を担っていきます。
まとめ
子育てに急に嫌気がさすときがあります。こんな人生じゃなかったはず、変な妄想をすることもあるでしょう。
「一人になりたい」そう逃げだしたくなることもあるはずです。
自分が主役になれない日々に、
このままでいいのかと立ち往生するときに思ってほしいことがあります。
我が子にとって
家族にとって
あなたは唯一無二の名脇役
心が通った気がしたわが子の胎動
会える楽しみと壮絶な痛みが交差した陣痛、出産劇
産声を聞いたときに出た涙の温かさ
これほどまでの感情を行き交いして今に至るあなたは、もう立派な名脇役で、わが子にとって家族にとって、どの人生においても欠かすことのできない人物です。
そして
そこで体感する出来事は、あなたの人生を大きく輝かせることでしょう。
あなたの1日が今日も実りある日でありますように。
親愛なる親友へ、今、子育てに奮闘するあなたへ、
わたしはエールを贈ります。