自分の時間が大切です
たまには1人で気分転換する時間を作りましょう。
そんなアドバイスもよく聞きます。
でも
「一人になりたい!」と思うときほど、ママは一人になりたくないものなんです。
子育ては孤独
1人で言葉も行動も予測不能な子どもに立ち向かう。遊びたい子ども
VS片付けしたいわたし
まだ遊びたい子ども
VSお風呂にいれたいわたし
まだまだ遊びたい子ども
VS早く寝かせたいわたし
突然泣き出す子ども
わたしまで泣きたくなる!!!
賛同する人なんていません。
会社ではチームワークがモチベーションになりますが、育児は常に1人で問題に取り組まなくてはいけないのです。
子育てしてるママはいつだって1人なのです。
夫を恨む日々
出張の多い夫週末は飲み会の夫
週2回は趣味に出掛ける夫
わたしは夫を恨んでいました。
仕事とはいえ、出張で1人ホテルで缶ビールを開けてTVを見ながら寛いでる姿は安易に想像できたし、日曜日に二日酔いでトロトロしてる姿には殺意すら覚えます。
いくら家事や育児を手伝ってくれても数時間後にはいなくなる。
趣味のバスケットに出掛ける日は夫の協力姿勢にすら素直に感謝できませんでした。
わたしだって1人になりたい
リフレッシュしたい
もう何も考えたくない
もう何もしたくない
会社でも家でも何かしらにアンテナを張り巡らせでヘトヘトになったわたしは一人になりたいと常に思っていたし、夫にも周りの友人にもそう愚痴をこぼしてばかりいました。
私の何かが切れた日
「今日これから飲み会になっちゃった」わたしは仕事帰りでベトベトメイク。
上の子をお風呂に入れ終わってちょうど息子に授乳をし始めたそのとき、帰ってきた夫がそう言いました。
常に張っていたわたしの中の何かがプツンと切れました。
寝かけていた息子を床に置き、ねぇねぇと話しかけてくる娘たちを無視して1人外に飛び出しました。
泣いてる息子を抱えながら慌てた形相で追いかけてくる夫の気配を感じながら、シートベルトをするのさえ忘れ思い切り車を走らせます。
ずっと欲しかったはずの時間
荒々しいけど、無理やりだけどわたしは一人になることができました。
1人になりたいわたしが1人になった日
もう一度、独身の時のように自由に使える時間がきたらゆっくりスタバでコーヒーを飲みながら
のんきにネットサーフィンをしてみたい。
読書をしながら、空想の世界を描いてみたり読み終えたあとの余韻ゆっくり浸りたい
優雅で有意義な時間を過ごそう、そう思っていました。
なのに、わたしの頭の中は
泣いてる息子の顔や声
セーブの効かない娘たちの行動のすさまじさ
どうしようもなく家の中をウロウロする夫の姿
小説とは違うリアルな世界のことだけが駆け巡ります。
悲しいことにこの空想はきっとノンフィクションでしょう。
わたしはこんな風にひとりになりたいわけじゃなかった。
数年ぶりに入るスタバはお洒落な人ばかりで、ほぼすっぴんのダサい服を着たわたしは自分から見ても浮いていました。
久々に払うカフェラテの399円。これがあれば娘の好きな卵パンが3つも買えちゃう。
わたしは今1人になるべき時ではなかったのかもしれません。
わたしが求めていたこと
「ママ大好き!」子どもの言葉はわたしの母である価値とプライドを保ってくれます。
「今日仕事どうだった?」
母以外の側面を気にかけてもらうと自分のあり方に自信がつきます
「いつもありがとう」
この言葉があればこの日の苦労が報われる
「ちょっと1人で出掛けてきていいよ」
言うよりも先に言われてしまうとくすぐったくてすぐ帰りたくなっちゃう!
力づくで1人になったわたしは自分自身に落胆しました。
1人になりたいと言い続けた本当の意味
わたしは家族に自分の存在を見つけて欲しかっただけでした。
母/妻の在り方を当たり前と思って流されてしまわれたくない。
本当にひとりになりたいわけではなく、毎日過ごす環境の中でほんの少し特別な言葉さえあればそれで良かった。
もっと聞いてほしかったし、気にしてほしかった。
自分からは言えない小さな意地と我慢を積み重ねた結果、爆発したわたしが猛烈に後悔した瞬間でした。
まとめ
もっと素直になれたらよかったのかなもっと日ごろから話をすればよかったのかな
夫が子育ての一線から外れる回数をカウントしながらわたしはひっそりと我慢を重ねてきました。
もし、今1人になりたい!と思っていたら、まずは1人になりたい理由ではなく、今辛いと感じることを夫に打ち明けてみましょう。
もし、あなたの奥様が1人になりたい!と言いだすようになったら
1人になる環境を用意する前におくさまの話を聞いてあげてください。
「いつもありがとう」
「最近どう?」
実はこの言葉だけでママはただのママを楽しめます。どういうわけか明日の力が沸いてきます。
1人になりたい!
あなたの言葉に潜む本当の意味はなんですか?
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