百貨店営業部から本社勤務になって定時で帰ることが可能になったわたし。
いろんなタイミングが整い現在はフルタイムで働いていますが、それまではずっと時短勤務でした。
シフトで運営しなければならない営業部では早番と遅番が存在します。
6時間の時短勤務、早番専属のわたし
7時間のパートや遅番ばかりのアルバイト
多くのしわ寄せを受ける人たちを前に、正社員のわたしの給料はその人たちよりも多いのが現状です。
正社員が時短勤務をすると実際にどのようなことが起こるの?
今日はメリットデメリットをわかりやすく解説
その中でも、仕事と家庭の両立生活をうまくこなす秘訣を紹介します。
正社員が時短勤務を取得するとどうなる?減るもの増えるもの
減るもの
〇就業時間フルタイムで働く正社員の拘束時間は休憩をいれて9時間
起きてる時間で言えば1日の半分を会社で過ごすことになります。
時短勤務にして就業時間が減ることで、子どもの保育園のお迎えが容易になるし、家族で過ごす時間を確保することも可能です。
〇給料
すぐ帰宅できるからといって喜んでばかりはいられません。
就業時間が減るということはそれだけ給料が減ることを示唆します。
フルタイムで8時間労働から時短勤務の6時間に変更した場合、
単純に考えても給料は今までの6/8つまり4分の3に減額してしまうのです。
私の場合、保育園の延長代や夕飯が間に合わなくて惣菜で済ますことを加味したとしても約2万円~3万円ほどの損失となりました。
〇会社での信用
どんなに一生懸命働いたとしても、子供が熱を出せば早退しなければなりません。
基本、残業はできないし、子供の学校行事に合わせて有休申請も増えてきます。
休んでばかりなくせに、福利厚生の軽いパートやアルバイトに比べると恵まれてる給料や待遇
わたしの仕事を請け負わなくてはいけなくなったその他の社員や部下たちにも示しがつきません。
独身時代の身軽で残業も連日勤務もへっちゃらだった現役バリバリ時代とは打って変わって、
時短勤務にした途端、自分のヤル気とは裏腹に職場では信頼を置けない人へと成り下がりました。
「時短勤務が迷惑!」
直接言われたわけではありませんが、職場の雰囲気、言葉の切れ端、周りの表情がわたしの肩身を狭くしていきました。
増えるもの
〇責任時短勤務にしたからといってアルバイトやパートのやるような仕事をやるわけにはいきません。
正社員なら、就業時間の長短にかかわらず業務には責任が発生します。
会議がある日には、それ以外の業務を急ピッチにさばいておく必要があるし、部下や新入社員がいれば業務指導も同時に行うしかないのです。
むしろ就業時間が短くなることは正社員にとっては死活問題
本来なら2時間かかる業務を1時間でこなすくらいのスピードと効率を常に意識する必要があります。
会社にいけば、
山盛りの業務に仕事をふりまくる上司と指示を待つ部下の板挟み
家に帰れば、
わたしの夕飯を待つ子どもと家事のド下手な夫が待っている
「時短勤務なんだからこれくらいできるだろう!」
どんなに会社が忙しくても、どんなに育児で疲れていようとも時短勤務で働くわたしと夫の関係は共働きという面において決してイコールにはなりませんでした。
責任は増える一方なのです。
〇能力
・仕事の効率をはかるための集中力
・情報処理能力
・パソコンのタイピング技術
・家事の時短術
・育児の手抜き術
・夫の小言スルー能力
・同僚の冷たい目線スルー能力
・感謝の言葉レパートリー
・ちょっとしたことにも幸せを感じる能力
時間がないからこそ、仕事の取り掛かりから完了までの集中力は絶大です。
時短勤務中に始めたこのブログも継続することでタイピングが上手になりました。
早く眠りたいから夕飯づくりや洗濯は時短技を駆使するようになりました。
できるだけ笑顔のママでいたいから時には子供の悪行も見ない聞かない言わない!
わざと育児を手抜きして、余計なイライラを抑えています。
夫の愚痴や小言は夫の独り言、わたしには関係ありません。
職場の人が感じる今の不遇は、将来わたしが恩を返していけばいい。
時短勤務にすることでいろんな闇を抱えた結果
わたしはたくさんの能力を身に付け、人生を楽しく生きやすくするためのお得な性格項目をどんどん増やすことができました。
正社員が時短勤務を取得するということ
実際に時短勤務にして働いてみると、思ったよりも過酷なことばかりだったし、仕事面でも育児面でも完全に満たされることはありませんでした。
正社員であるからこそ許されない甘えが会社にはあるし
時短勤務がゆえに協力を得にくい環境が家にはあったのです。
時短勤務でなくても正社員でなくても
それはきっと子供を持って働くママみんなが必ず感じることでもあるでしょう。
会社でもやりがいを持って輝きたい
いつも笑顔のママになりたい
今は到底叶いそうもないことを目標に奮闘するわたしたちだからこそ見えてくる世界もあるのです。
定時きっかりに仕事が終わった
ご飯がおいしくできた
子供が今月風邪をひいていない
夫が褒めてくれた
上司が認めてくれた
同僚にありがとうっていってもらえた
ほんの小さな幸せをかき集めるのが得意になったわたしは、自分の人生のどこを振り返っても今の自分が一番幸せのような気がします。
わたしは現在フルタイムで働いていますが、
時短勤務時代に得た経験こそが、今の仕事と家庭の両立生活での教訓になっています。
勤務より、人生は長く苦しく心地よい
就業時間なんかより、わたしの人生はまだまだ長く苦しくて楽しいことの繰り返しです。
どの立場、どの年代にたっても
自分のいる場所は心地の良いところにあってほしい。
苦しくて辛いだけの職場に居続ける必要もないし、
育児に追われ自分らしさが消えてしまえば本末転倒です。
働き方、育児の方針を模索しながら心地の良い場所、環境を整えていきましょう。
おわりに
働くママにエールを!今を奮闘するわたしたちが一番輝いているはず!
わたしは常にそう思っています。
会社でも輝きたい
いつも笑顔のママでいたい
今日もそう胸に誓いながら、わたしのドタバタではちゃめちゃな一日が始まります。
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