そろそろ巷ではボーナスが入ってくる頃ですね。
現在はフルタイムで働いていますが、
時短勤務時のこの時期のボーナスは驚愕でした。
両方経験したわたしが、気になる時短勤務のボーナスの実態を紹介します。
百貨店勤務、時短勤務のわたしのボーナスは10万円でした
低っ!時短勤務といえども一生懸命働いたのに!次女を産んで、育休ののち時短勤務で職場復帰したわたしの冬のボーナス金額は散々でした。
所得税や健康保険、厚生年金など各種控除額を差し引かれた賞与額は
わずか10万円。
もらえるだけ有り難いことだけど、やっぱりフルタイムの時の額と比較して大きく目減りしました。
それには以下のことが理由です。
時短勤務のボーナスってこんなに下がるの?!まずは項目をチェック
1.企業が現在経営不振
どうしてボーナスがこんなに低いの?そう思ったとき、もしかしたら時短勤務だけが原因なのではなく企業の経営実績にも要因があるかもしれません。
数年前から百貨店は大型量販店の底上げにより経営不振なところがほとんど。
「高いものが良い」の時代から「安くても良いもの」
豪華さよりも今生活に必要な物に需要が高まってきています。
時短勤務でなくても、わたしの働く会社はフルタイム出勤者、役職者であってもボーナス額はあまり良くありません。
フルタイムで働く今もボーナスは月給のせいぜい1.2倍~1.5倍です。
2.査定期間
〇一般企業の査定期間は冬のボーナス:4月~9月
夏のボーナス:10月~翌年3月
〇私の会社
冬のボーナス:3月~8月
夏のボーナス:9月~翌年2月
育休から職場に復帰する時期の目安は子どもが保育園に入園しやすい4月に集中するでしょう。
冬のボーナス査定がわたしの働く会社は3月から!
だからこそ復帰していない3月の一カ月分は査定なし。
冬のボーナスが満額でないのも要因です。
もし、ボーナスの額に疑問を持ったら就業規則から査定の期間と自分の復帰時期から現在までの時期を照らし合わせてみましょう。
ボーナスは査定期間が長く、後払いであるだけに、逆をいえば産休育休中に前年在籍していた分のボーナスが支給されるラッキーな事態も発生します。
3.時短勤務は賞与の計算方法が特殊
一般的に時短勤務のボーナス計算は①標準支給額×②出勤率×③考課係数
時短勤務になると、就業時間が減るため(8h⇒6h)
①の標準支給が通常勤務者の6/8で計算されます。
もちろんフルタイムの時に比べると短縮になった分、賞与額は下がるのが当然。
特に欠勤や早退をしていなければ(年休内で収めていれば)②出勤率や③の考課係数に影響はないでしょう。
ただ、これには問題があります。
中小企業や百貨店勤務の場合、急な残業や繁忙期の指定休日の出勤が懸念材料です。
残業して就業時間が6Hで収まってない場合、賞与の計算が複雑になってしまうのです。
時短勤務なのになんだかんだ残業ばかりしてる!なのに賞与が6/8で計算されるのはちょっと割りが合ってないんじゃないかしら?
その解決策としてわたしの勤めている企業は就業規則に特殊なルールを設けました。
1.時短勤務者の残業、振り替え出勤は原則禁止
2.やむをえず残業した場合は通常の30%増の手当てを払う
3.だから賞与は時短勤務の査定で計算
時短勤務の人が残業した場合は、ちょっと多めに残業代を払うので賞与の査定方法は時間短縮の計算でやるというものです。
そのため残業するときは、数日前に総務部長に申請。
許可を得るのも大変な上、ぶっちゃけ残業せずに帰りたいのはこっちだよ!のやさぐれた気持ち
結局、不足が生じた場合に起こることを「事前申請して残業」というのにも無理があります。
早退や急な有給消化が続いたときは、今日くらいはいいかと無理してサービス残業してしまう実態も働くママには付き物。
賞与を含め仕事と育児の両立、時短勤務の推進にはまだまだ課題がたくさんです。
夫はボーナスなし!五人家族の我が家のルール
現在の我が家のスペックはこちら夫:正社員フルタイム(ボーナスなし)
私:正社員フルタイム(ボーナス年2回)
長女:6歳(来年小学生)
次女:3歳(来年幼稚園)
長男:1歳(保育園)
夫婦ともに年収は中の下
子どももまだ小さく、今は認可園で多子優遇されお金はそこまでかかっていません。
・ボーナスは貯金に回す
・月給から一定額は毎月貯金する
・子ども3人は学資保険に加入し強制的に貯まる仕組みを確保
・老後に備えて個人年金保険に加入
わたしのボーナスはないものと考えて、特に贅沢することもなく全額貯金に回します。
夫婦の目標は「黒字を作る」ではなく赤字を出さないこと!
そのために、給料が入ったら先取り貯金して手元に残ったお金でやりくりする術を磨いています。
子ども3人を授かったことで将来が不安!
マイナス金利や年金制度など、お金に関しては常に敏感に情報収集しています。
まとめ
時短勤務にしてあまりの給料の低さ、ボーナスの低さに驚愕でした。そして今、フルタイムに戻したからといって育児との両立で常に時間は足りていないし、今の企業業績では給料もいまいちピンとくるものでもありません。
時短勤務のボーナス額が気になったら
1.査定期間、就業規則をチェック
2.フルタイム時のボーナス額を把握
3.通常ボーナス支給額×6÷8=時短勤務のボーナス額
と考えるのが一般的でしょう。
しかし、そこで
今の賃金と自分の働きが見合っているかを思い悩むより、上手く割り切りながら楽しい1日を過ごす方法を想像することがポイントです。
・給料は低いけど、子どもを早くお迎えできるラッキー!
・今日は仕事頑張った!今日は夕飯作りサボってみんなで外食しちゃおう!
時に割り切ることで今の状況が突然キラメキ始めます。
働くママにとって給料、育児、時間、お金、家事は常に戦いであり、課題です。
できる限りおいしいところ取りをして楽しい両立生活を目指しましょう。