【良い子のみなさん、良い子のパパはマネしないでください】
いつものように子どもたちのお布団を片づけようとして衝撃が走ります。
タンスの中からビニール袋に唇の絵が貼られた謎の物体が出てきました。
「なにこれ・・・。」
気味悪すぎ。
するとどういうことでしょう。
1個だけでなく、2個3個ずるずると出てきました。
今回の犯人はパパでした
普段なら長女が幼稚園で作った工作やただの箱を持ちかえってきます。
これも長女の仕業か?と思いましたが、考えてみたら春休み中で幼稚園に言ってません。
そもそも今回はタンスに隠されてるあたりから姑息度がやや高めです。
次から次へとでてくる唇ビニールに片づけが」進まずイライラしているわたしに、
「今日の夜遊んだら捨てるから怒らないで・・!」
後ろからか細い声でパパがそう訴えてきました。
どうやらこのビニールはパパが作ったようです。
不器用パパの作る簡単工作
我が家のパパはとても不器用で、小さな作業ができません。おりがみで鶴は作れないし、子供のおもちゃの電池交換もねじを逆巻きにして二度と使えないような代物にしてしまいます。
とてもじゃないけど、工作なんてできるはずない。
そう踏んでいましたが、どうやら夫は自分にもできる工作を編み出したようでした。
・子どもが好きそうな画像またはキャラクターをパソコンから拡大印刷する
・ビニール袋に貼りつける
・子どもと一緒にごっこ遊びまたは鬼ごっこを楽しむ
パパ「チューチューおばけだよ~!!」
わたし「・・・・。(白目)」
冷たい目線を送るわたしをしり目に子どもたちは大喜び
とっても楽しそうに逃げまわります。
精巧なものではなく成功なものを。
・細かいものが無理なら大きいものを
・知識ではなく知恵を
・感心ではなく感動を
パパの工作は、子どもの心を掴む一品となりました。
丁寧でなくても、綺麗じゃなくても、くだらなくても
こうやって子ども達が笑顔で過ごす瞬間が家族にとっての宝物です。
おわりに
わたしを残してみなチューチューおばけになってしまいました。
いつもよりとても賑やかな今日の我が家です。
不器用パパは、なんだかんだで家族に笑いを生み出す天才でした。
「いつもありがとう」
そういって、
燃えるごみの日ひっそりと丸めて捨てたわたしこの頃なのでした。おわり。