ここ最近転職を考えていました。
販売をメインとする百貨店から、サイトを製作したりデザインをしたりするWEB系の会社への転職です。
技術やノウハウを習得したらいずれは独立したいとも考えていました。
子持ち32歳 無資格
壮大だけどわたしは本気だったんです。
夫にも上司にも相談し、
履歴書と実績書を送り、先方の会社からも好感触を感じていました。
でもやっぱり断念したのでここに報告します。
アラサ―子持ちのわたしが転職しようと思った理由
やりたいことが変わった
百貨店に入社した時はまだ20代半ばのイケイケ女子できらびやかな店舗に、おしゃれな店員さんに、綺麗なメイクにとても憧れていました。
年を重ねても綺麗でいたい
結婚してもトレンドやおしゃれに気を配れる女性でいたい。
わたしはこのままここで定年を迎えると思っていましたが、最近ではそんな気持ちが徐々に薄れていきています。
もちろん綺麗なママでいたいし、お洒落は好きなんだけど。
ブログを運営するようになって、取材を受けたり、別サイトを作ったり、自分でマーケティングを考えたりするのが今とっても楽しいんです。
ロゴデザインやコードを自分で作れるようになると眠るのも惜しくなるくらい没頭するようになりました。
いつしか全部自力でやるには限界がきます。
ただでさえも子育て中わたしが作業できる時間は子供が寝てから自分が寝るまでの2,3時間程度。
時間が足りない
独学だけじゃ全然足りない。
もっと知りたいし、もっとそこだけに注力したい。
単純に好きなことやりたいことが変わった。
わたしは今、ファッション雑誌よりもそういう雑誌ばかりを読んでいます。
副業規定に違反しないか怯えてる
今いる会社は、副業禁止です。ブログが副業に違反するかどうかはかなりグレーゾーン。
最近住んでる地域が特定されたり、身バレしたり、匿名でへんなメールが届いたりいろんな意味で危険を感じるようになりました。
あのメールを送ってきたのは誰だろう?
もしかしてあの人?
周りの人がみな敵に見える。
やましい気持ちを抱えているせいか最近会社に行くとびくびくしてしまいます。
もう気持ちが悪い!
堂々と働きたいし、
いっそブログをやめてしまうよりこんな会社をやめてしまいたい。
半ばやけな気持ちもあります。
このままでいいのかと自分に問うようになった
今は定時に帰れる部署で働いていますが、ジョブローテーション制度がある限りわたしはずっとこのポジションであるとは限りません。
シフト勤務になっていつか遅番もやることももちろんあるだろうし、土日祝祭日に仕事をすることもあるでしょう。
毎月安定したお給料をもらうことができるけど
毎年のボーナスは目減りしています。
経済の煽りをうける小売業
ファストファッションや量販店の事業拡大によりライバル企業が続々進出。
人手不足なはずなのに予算をカットしたい企業は人件費をどう浮かせるかをねん出します。
定年後の再雇用制度は会社の規定からなくなりました。
わたしはこのままでいいのだろうか
定時に帰れるのはいつまで?
ボーナスがちゃんともらえるのはいつまで?
ここで働けるのはいつまで?
いつ会社がわたしを必要としなくなるかもわからないし、
わたしだって今、身ひとつ投げ出さればまた同じような場所を転々とするしかないのです。
わたしはこのままでいいんだろうか
仕方ないと納得させていいんだろうか
規則や法令に遵守するのではなく自分で選択する道がほしい
自分で働きかける勇気や技術、力が欲しい
たった今の状況だけでなく今後をイメージしたときに
わたしは自分の働き方に疑問を持つようになったのです。
それなのに転職を諦めた理由
わたしが転職を諦めたのはとっても単純で、家族の反対がしたです。・正社員
・いっても安定収入
・職場の人間関係は良好
・次の会社がホワイトだとは限らない
・子ども優先なら今は転職とか考えないでほしい
・小売りからWEBへ転職だなんて無謀すぎる
少なくても毎月当たり前に入ってくる給料は生活に平和をもたらします。
新しく挑戦することもよりも大切にしないといけないものは家の中にたくさんあります。
わたしの働いてるビルを見つければ子供たちは指をさして「ママの会社!」とウォーリーを探せのごとく嬉しそうに笑うし、
会社はちょっとブラック企業だけど身近な同僚、部署内の人間関係は驚くほどピュアホワイトです。
百貨店からWEBへの転職だなんて夫にしてみればなんて無謀なことを言い出すんだと思ったのかもしれません。
転職なんていってないで今は子どものことを一番に考えなさいと実母は言いました。
32歳女性の遅すぎる初挑戦
子ども3人
無資格
ブログの存在や構築サイトの実績をいってしまえばよかったのですが、それはどうも言い訳のような気がしてやめました。
わたしは家族を説得できるほどの自信や、言い負かすほどの強い気持ちがなかったのかもしれません。
・自分の好きなことをしたい
・新しいことに挑戦したい
そう自分の想いだけを貫こうとする一方で
子供を産んでも働かせてもらえる環境があり、
我が子3人は幼いながらもそれぞれの環境で日々葛藤していて、
理不尽な男社会で家族のために働く夫がいて、
すっかり還暦を迎えた実母が今もわたしの母をして子どもたちのおばあちゃん業も引き受けてくれている
わたしを取り巻くものがあまりに温かくて、同時に
もうすでにわたしの人生はもう自分だけの人生ではないことに気が付きました。
好きなことを仕事にする
誰もが憧れる世界だけど
誰もがなれることではありません。
現状維持な毎日の中で、かみ砕きながらその中で思う自分の好きを見つけていくことから始めようと思います。
おわりに
本当は夫が反対するなんて思ってもみませんでした。
付き合ってから今までどんなに我が儘もいってもどんなに無茶なことをしてもちゃんと側で見ていてくれてたからです。
いいじゃんいいじゃん、と途中まで煽ってたくせにいざ話が進むとびっくりした顔して止めるようになりました。
どうせ受からないとでも思ってたんだろうか。
もういいけど。
好きなことは仕事にできないけど
好きなことは今後も継続することができます。
挑戦する気持ちは別のシーンでも活かせるはずです。
ということで今後もわたしは変わらず
仕事に育児に奮闘する働くママブロガー。
しょげずにがんばろ!
っというだけの闇記事でした。