わたしは昔からいい意味でも悪い意味でも目立つ子でした。
良いことをすればすぐ褒められたし、悪いことをすればすぐばれる、そんな人生です。
幼い頃から苦労せず良し悪しを学べたわたしは他の人より単純な脳みそで物事を考えるようになりました。
単純脳すぎて社会人になってからいろんなことに苦労し始めます。
わたしの職場は百貨店、女性だらけだからこそ嫌味も多い
女性だらけなのに理解がない、
入社してから現在まで上司に言われた発言の中で
これって実はアウトなんじゃ?
今だから思う、上司のブラックワード集をまとめてみました。
新入社員時代
【ひじきちゃん】
なんのことかわかりますか?入社当初のわたしのあだ名です。
どういう意味か分かりますか?
まつ毛エクステです。
今ならマスカラ代わりのマツエクだって当たり前ですが、入社当時まつ毛エクステはそれほど主流ではありませんでした。
「目にひじきがついてるみたい~!」
どうせなら、風紀的にダメと言われたほうがましだった。
上司の心無い言葉にひっそりと傷ついた新入社員時代でした。
「絶対結婚するなよ!」
直接言われるのはもちろん、わたしの指導係にもそれが言い渡されるほどの警戒態勢でした。・寿退社は困る
・妊娠・出産でキャリアをとめるな
・働き続けろ
「結婚するなよ」
その言葉にどんな意味が隠されてるかはっきりとは分からない。
でも上司が思う結婚のイメージが組織的にマイナスなことはよくわかりました。
結局わたしは、入社一年目でできちゃった結婚という、破壊力満点の裏切りをします。
中堅社員時代
「残業の空気読まなきゃ」
残業に空気ってあるんだ。自分の業務は完璧にこなして終わっているはずなのに、残らないといけない空気感が辛い。
・定時に帰りにくい
・帰るときの上司の表情が浮かない
・しかし残ったところで変わらない
「早番で帰るんだー。」
早番の定時にきたときに言われる言葉
「残業の空気読まないと」
緊急性の高い仕事があるわけでもないのに言われる言葉
朝から晩まで働くことが一生懸命の証拠
美徳と感じる上司は今だに存在します。
「子どもの熱どうにかならないの?」
溜まり溜まった年休の使い道は、子どもの急な発熱にようやく当てられます。休みのようで休みじゃない
病院に連れていったり、咳と鼻水で寝つきの悪い我が子を夜通し看病します。
たった二日の年休消化
電話をしてその旨を伝えたときに言われた言葉
「どうにかなんないの?」
どうにもならないし!(心の声)
これやっといて(丸投げ)
上司の上司が依頼した仕事がそのままスライドしてくる。「これ!お願いね!」
・イベント企画
・メーカー交渉
・予算編成
・レイアウト
・運営
最初から最後までわたしが企画してあげてきたものなのに
わたしの上司は最終的な構成を確認して結果をそのまた上司に報告するだけ。
さも、自分の手柄のように。
産休に入るまでの二年間、
わたしは縁の下の力持ちであり続けました。
部下は上司を選べない
子が親を選べないように部下も上司を選べません。恵まれた環境にいる同期が羨ましいと感じることも多々ありました。
穴を掘ればブラックワードはどこにでも溢れています。
実際に、わたしも言われている間はそれがブラックと気づかずがむしゃらに頑張っていました。
「ひじきちゃん」
・呼ばれることで学生気分と社会人の身だしなみのボーダーがついた
「結婚するなよ」
・子育てしながらもキャリアを積むことに意地になれた
「残業は美徳」
・定時に帰り続けることで後に続く人が続出、「残らないといけない」の空気感を一人で抱える必要がなくなった。
(残業美徳説はまだ消えない)
「子どもの熱どうにかならないの?」
・現在、部下を持ったわたしはこの言葉は絶対に言わないというマイルールが完成。
上期下期には5年休、毎月1回は理由を聞かず部下に年休を与えるようにしています。
「これやっといて(丸投げ)」
・今となっては企画力、POP作成の早さには自信があります。
ブラックワードに囲まれた環境で仕事をすることができ、わたしはいろんなことを学びました。
それが仕事の一貫だと思うことで吸収することがたくさんあったのです。
自分なりの働き方を見つけられたのもこういうブラック上司がいたからかもしれません。
会社に揉まれているあなたへ
言われた言葉、置かれた状況にこれはおかしい!ブラックだ!モラハラだ!パワハラだ!と責める前に
・自分の姿を鏡でみてほころびはないかチェックしてみてください
・自分の将来像を明確に描いてみてください
・割り切る勇気を持ってください
・達成する喜びを自ら勝ち取りにいってみてください
乗り越えたときに、前より質が上がった自分に出会えるはずです。
入社してから現在まで、私を取り巻いていたブラックワードはわたしを成長させるためのスパイスでした。
あなたの人生がより味のあるものになりますように。
揉まれる今を楽しむ努力をしてみましょう。
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