「ねぇねぇ」
「聞いて聞いて」
朝起きた瞬間から寝る直前まで我が家にはボリューム全開のラジオが流れています。
5歳娘の聞いて聞いて攻撃の破壊力
常に心がざわついている
わたしは朝起きてから家を出るまで園から子どもたちを迎えてから帰宅までの道のり
脳内でスケジュールを組み敷いています。
(今日は夕方から雨だから、子どもには長靴を履かせて登園させなきゃ。)
(夕飯何にしようかな。)
そこで突如挟まれる娘の聞いて聞いて攻撃。
ぼーっとする隙間すら与えてもらえない。
終わりのないロケット花火のような娘のおしゃべりにわたしの心はいつもざわついています。
何をしてたか何を話していたか忘れる
話しかける娘に向き直したら最後、お話が終わるまでの道のりが果てしなく遠い。結果、中断してやってたこと/やろうとしてたを忘れる
誰かとの会話の途中であった場合は話してた内容を忘れる
年を重ねるごとに忘れっぽくなっていくわたしですが、娘のやまないおしゃべりがさらにそれを助長するようになりました。
思ったことがそのまま口からでる
「ママ髪短く切りすぎじゃない?男みたいなんだけど。」「もうちょっと可愛い恰好したら?」
女子力高すぎ、おしゃべり女児にわたしのプライドズタボロ。
思ったことをそのままいうからこそ時々ドキッとさせられます。
その効果は周りにも大いに発揮されています。
おしゃべり女児から人生を学べ!
ある日こういう出来事がありました。ばあちゃんが娘を映画館に連れて行ってくれたのです。
わたしはあいにく仕事で行けず、元々気になるストーリーだったのもあり帰宅後娘にあらすじを教えてもらうことにしました。
すると娘は
・順序よくあらすじを話す
・ストーリーの趣旨から話が外れない
・映画の伝えようとするポイントを自分の言葉と感情で伝える
深くにも娘から聞く映画のストーリーで思わず泣きそうになるほどその情景が目に浮かんだのです。
映画って面白いポイントや答えにいきつくまでのストーリーでいくつかの付箋や仕掛けが施されるものですが、娘の伝え方はあまりにも的を抑えていて正直、主語も脈絡もない夫との会話よりわかりやすかったです。
アウトプットの数だけ人の心を動かす!
仕事に向かうとき、子育ての壁にぶつかったとき、夫と喧嘩をしたとき、
わたしたちはわずかながらでも自分の人生を変えたいと思いながら毎日生きています。それなのに、大人になってから思ってても言わないことの方が増えてきました。
わたしたち大人はどこかで自分を出すことを抑えるようになっていた気がします。
会社で意見するのを避けること、子どもを怒り任せに叱ってしまうこと、夫への不満を態度で知らしめようとしてしまうこと。
インプットだけでは何も変わらない。
思ってるだけでは誰の心にも響かないし、時に出す言葉には納得させるだけの説明に欠けていることでしょう。
アウトプットの数だけ人の心を動かす。
おしゃべり好きの娘の姿から突如大きなことに気が付いた瞬間でした。
まとめ
子どもの聞いて聞いて攻撃にうんざりそれに割かれていく自分の時間にガッカリ
そういうときこそ、子どもの声に耳を傾けてみましょう。
そしてあなたの思う気持ちを重ねてみましょう。
アウトプットの会話を繋げることで話術や人を動かす力が生まれ、あなたを取り巻く環境そのものが好転するきっかけになるかもしれません。